夏休みなど長期の休みの宿題に読書感想文がありますよね。
本を読んで感想をまとめるのですが、時間がかかりなかなかとりかかれないものです。
本を読み終わったけど、書き出しをどのように始めればいいのかわからず悩む人も多いでしょう。
またどのように終わるとまとまりがいいのか難しいですよね。
中には感想がなかなかまとまらず、あとがきを参考にしたり、あらすじを書いて読書感想文を済ませてしまうなんて人もいるのではないでしょうか。
あとがきを参考にしたりただあらすじを書いたのでは、本を読んだ感想にはなりませんよね。
この記事では、どのように書くと読書感想文がよりよいものになるか書き出しと、終わり方など読書感想文が書きやすくなるポイントをお教えします。
目次
読書感想文の書き出しの例文パターンを紹介
まずは、読書感想文の書き始めについてです。
読書感想文の書き出しが決まらないことには、なかなか先に進めないといった状態になってしまいますよね。
そこで、書き出しの例文とポイントをいくつか紹介します。
⑴その本を選んだ理由からはじめる
一番書きやすいのはこのパターンでしょう。
自分がなぜこの本を選んで読書感想文を書こうと思ったのかその理由を素直に書き始めるだけです。
例えば、私がこの本を選んだ理由は
● とても思い入れのある本だからです。
● 今までに何度も読み返すほど、好きな作品だからです。
● 本屋さんで見かけ、タイトルに惹かれたからです。
このように、この本を選んだ理由から書き始めると書きやすくなるでしょう。
⑵結論から書く
結論を書くと言いましたが、本の結末をかくのではありません。
自分が、この本を読んで何をどのように感じたのかを書くということです。
結論から書き始めることで、読み手もどうしてこのように感じたのかというところに引き込まれていきます。
それだけでも読書感想文の評価がグッと上がります。
例えば、
● 困難に立ち向かいながらも、夢を追いかけ続けた主人公をみて夢を追いかけることは素晴らしいことだと感じることができた。
● 生きているということ自体が奇跡で、命は大事にしなくてはいけないと思った。
このように、本を読んで思ったことつまり「結論」から書き始めると先が読みたいと思わせるような文章になります。
⑶「カッコ書き」で始める
私自身はこのパターンが好きで、読書感想文を書くときはこのパターンの書き始めをよく使っていました。
「カッコ書き」で始めるやり方は、物語の中の人物の言葉や自分が印象的だった言葉を書き始めに持ってくる方法です。
例えば、
●「人という字は互いに支えあって人となる」この言葉を読んで…
このように「カッコ書き」で始めるとありきたりな始め方にならず、読み手も引き込まれるようなものになるのでオススメです。
読書感想分の終わり方の例文パターンを紹介
書き始めが決まり書き始めてしまえば、感想部分はすらすら書くことができるでしょう。
次に悩むのは、感想文の終わり方ではないでしょうか?
感想を書き終えてしまうと、どうやって感想文を終わらせればよいかわからなくなってしまいますよね。
読書感想文を終わらせるには、作者の伝えたいことをまとめてみましょう。
例えば、作者はこの本を通して
● 夢は追いかけ続ければいつか叶うということを伝えたかったのだと思います。
● 努力は必ず報われることを伝えたかったのだと思います。
● 命の尊さを伝えたかったのだと思います。
このように作者が読者に伝えたかったことは、こんなことではないかということを自分なりにまとめるとスッキリ終わらせることができますよ。
もうひとつは登場人物に向けた言葉で締めくくる方法です。
例えば、
● これからも幸せに暮らしていってほしいと思います。
● 努力が報われてよかったですね。
このように登場人物に向けた言葉で締めくくるのもありです。
最後にこの本を読んでこのようなことが分かった。または気がついたという終わり方もいいでしょう。
例えば、
● 助け合うことの大切さがわかった。
● 人は誰かに支えられながら生きているということに気がついた。
このように本を読んで得たことを最後にもってくることでまとまりもでてくるのでおすすめです。
読書感想文の例文を写すのではなく自分の言葉で伝えよう
読書感想文は、最後に残しがちな宿題でしょう。
最近ではインターネットも普及しており、簡単に読書感想文の例文を調べることができますよね。
ですが例文は飽くまでも例文です。
例文をそのまま読書感想文にするのではなく、参考にして自分なりの言葉に言い換えることでオリジナリティーが出てきます。
あなたなりの言葉に置き換え、あなたらしさの出る読書感想文になるようにしましょうね。
まとめ
読書感想文は夏休みの宿題の言わば、ラスボス的な存在でしょう。
最後に片付けるという人が多いでしょう。
厄介なものほど、早めに済ませておくと夏休みも楽になりますよ。
この記事を参考にして読書感想文にぜひ早めに取り組んでみてはいかがでしょうか?
例文を参考にあなたなりの言葉で、読書感想文をかいてみてくださいね。
【関連記事】読書感想文書き方の見本は?入賞作品から学ぶ書き方のコツは?