乾燥する冬は感染症のウイルスが元気になる季節です。
その中でも一番気になるのが毎年流行るインフルエンザですよね。
インフルエンザは咳やくしゃみによって飛沫感染するため子供から大人まで年齢を問わず大流行します。
毎日の手洗い、うがい、湿度、換気に気を付けていても感染を防ぐことが難しいためインフルエンザの予防接種を受けることが理想です。
しかし実際にインフルエンザが流行りだすのは12月中旬頃のため気になりだしてから予防接種したのでは遅いのでしょうか。
今回はインフルエンザ予防接種の時期について詳しく見ていきたいと思います。
目次
インフルエンザ予防接種の時期は12月じゃ遅いの?!
インフルエンザの予防接種はいつから?
インフルエンザの予防接種はだいたい毎年10月1日から予約受付を開始しています。
病院によっても予約状況や混雑具合、また用意されているワクチンの数が違いますので電話などで確認する必要があります。
インフルエンザ予防接種の時期の理想は?
毎年インフルエンザが猛威を奮うのが11月頃~4月頃にかけてです。
なるべく早く予防接種をするのが理想的です。
13歳未満の子供には2回の予防接種が推奨されていますので1回目は10月中旬~11月上旬、2回目は11月下旬に受けることが理想的です。
インフルエンザ予防接種の効果や期間は?
インフルエンザの予防接種はその効果が出るまで約2週間くらいかかります。
その後一ヶ月くらいで効果が最大になり期間は5ヶ月ほど続きます。
また予防接種効果の有効性は6割程度といわれています。
しかしこれも予防接種のワクチンと流行したインフルエンザが一致した場合の結果になります。
予防接種をしておけばインフルエンザにかからないというわけではないのです。
それでは予防接種には意味がないのか、というと決してそういうわけではありません。
予防接種にはインフルエンザを予防する他にも、症状を軽くしたり、急性脳炎など重症の合併症を防ぐ大きなメリットがあります。
予防接種は家族全員が受けるのが理想的です。
妊娠中の方であれば生まれてきた赤ちゃんにも予防効果があります。
インフルエンザの予防接種は12月じゃ遅いの?
インフルエンザの予防接種は11月までに済ませておくことが理想的です。
大人の予防接種の回数は通常1回とされています。(2回接種することも可能です)
本格的にインフルエンザが流行りだすのが12月下旬だとすれば大人の場合は12月上旬頃までに受けておけば大丈夫です。
しかしどこの病院も11月頃からは予防接種の予約がいっぱいになる可能性があります。
そしてワクチンにも数に限りがあるため予防接種を受けようと電話したらもうすでにワクチンがないなんてこともありえます。
なるべく早く予約をしておくことが大事になってきます。
インフルエンザの予防接種には副作用がある?
インフルエンザの予防接種にもまれに副反応があらわれるようです。
いわゆる副作用ですね。
どれも軽いので2~3日ほどでなくなるようです。
症状としては注射をしたところが
- 赤くなる
- 腫れる
- 硬くなる
- 痛くなる
このほか全身の症状としては
- 発熱
- 悪寒
- 頭痛
- 嘔吐
- 下痢
ごくまれに起こる重篤な症状として
- アナフィラキシーショック
- ぜんそく発作
- けいれん
- 肝機能障害
- 急性散在性脳脊髄炎
- ギランバレー症候群
これらの症状がもしもあらわれたときはすみやかに医師の診断をあおぎましょう。
インフルエンザ予防接種の料金は
インフルエンザの予防接種は健康保険適用外のため全額自己負担になります。
予防接種は自由診療になるため各病院によって自由に料金を設定することができます。
料金の相場は3,000~3,500円くらいのようです。
子供は1回目より2回目が安くなる病院が多いようです。
料金が安いと効果が低いのかというと別にそういうわけではありません。
使っているワクチンは同じものなので効果には変わりがないようです。
自宅から近くにある安い病院を選ぶのが得策でしょう。
まとめ
今回はインフルエンザの予防接種の時期について詳しく見てきました。
13歳未満の子供は2回、大人は1回受けることになります。
10月から予約受付をするので子供は10月~11月の間に2回、大人は11月に1回予防接種を受けるのが理想的です。
予防接種から2週間後に効きはじめ効果は5ヶ月ほど続きます。
インフルエンザは感染症なので家族全員が予防接種を受ければかかる確率も低くなります。
ときに重症化するおそれもあるため用心しておくに越したことはありません。
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