社会人になって1年目は何をするにも初めてが多く、やるべきこと、考えることが山ほどあります。
新社会人の仕事の中でも重要な1つに“挨拶まわり・自己紹介”なども挙げられますよね。時期としては入社時期の4月と新しい年がスタートする年明けが最も挨拶をする機会が多いのではないでしょうか。
特に取引先への挨拶は必須ですね!何事も最初が肝心です。
今回は取引先への新年の挨拶のマナーを新社会人に向けて紹介したいと思います。
目次
ビジネスの取引先に新年の挨拶はいつまでしていいの?
取引先への新年の挨拶回りはかなり重要です。
仕事に関係なく挨拶がきちんとできない人っていますよね?
少なくとも私が働いていた会社にはいました。すぐに辞めてしまいましたが・・・
たった一言の挨拶をする、するしないでお互いの関係性が崩れてしまうということもあるくらい重要なんです。
それがビジネスとなると尚更!!!
お互いが良好な関係を築く大切な役目をしてくれる挨拶回り、新年の挨拶回りは早すぎても遅すぎてもだめです。きちんと失礼ではない期間にきちんと挨拶ができるようマナーを頭に入れておきましょう。
■挨拶回りに行く前の準備確認
・取引先の営業日の確認をする
相手先の年末年始の休みの予定をきちんと把握しておく。
予定を立て訪問したはいいが、まだ相手先の会社が休みだった。なんてことが無いように早めにチェックしておきましょうね。
・挨拶回りに伺うメンバーの確認
取引先によって一人で挨拶に行ってもよいのか?上司や先輩と同行した方がいいのか?など、ビジネスの内容や相手先の会社の規模などを考えて勝手に行動することがないようにしましょう。
新社会人はなんでも先輩に堂々と聞ける特権を持っています。分からないことは早めに確認しておきましょう。
ちなみに新人が一人前になるまでの期間は3年以上というアンケート結果がありましたよ。
・取引先のスケジュール確認
基本的に年始の挨拶回りはアポイントはいらないというのを読みました。
挨拶先が近かったり毎日の営業回りの範囲内でいつでもちょこっと出向いて行ける距離なら必要なかったりもしますね!
しかし賛否両論ありまして、私としては確認は必要かなと思います。
年末年始は自分も忙しいように、相手だって忙しいはずです。
せっかく行ったのに会いたい相手に合えないのは残念過ぎる。
伝言を頼むのは不完全燃焼です。
二度手間にならないためにせめて不在の有無を確認して行くくらいなら差し支えないのではないでしょうか。
もちろんきちんとアポイントをとって挨拶した方が良い相手もいるのできちんと
先輩や上司に確認を!
そのときの滞在時間は長くても30分まで。
相手も多忙と考えて、挨拶だけで失礼する旨をきちんと伝えると◎。
■新年の挨拶はいつまで??
一般的にビジネスの世界では、『1月7日の松の内まで』に行くのが良いと言われています。
万が一、相手先の都合またはこちらの都合により7日までには行けそうにない場合は
小正月と言われる『1月15日まで』に済ませるようにしましょう!
■挨拶回りの手土産について
挨拶の際、手土産は特に持っていく必要はない。
私の経験だと毎年年始にメーカーの方から社名が入ったタオルや備品を頂くことが多かったです。わざわざ購入する必要はないようですが、何か渡すものがあると挨拶しやすいような気もします。
こちらも取引の相手によるかと思います。
お菓子を持っていくなら手軽に食べられるようなものが良いとされていました。
取引先に直接会った時や電話での新年の挨拶の文例は?
■実際に直接取引先に伺った際の内容を紹介します
例)
新年の挨拶に参りました。
明けましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。
本年もよろしくお願い致します。
※)タオルや備品がある場合
もしよければどうぞお使いください。
※)食べ物の場合
こちら、みなさんでお召し上がりください。
注)松の内である1月7日を過ぎてしまった場合は、明けましておめでとうございますは省き、本年もよろしくお願い致します。から言うようにしましょう。
そしてこの新年の挨拶回りでは商談の話は控えるのがマナーです。
営業をする気持ちはグッとこらえて後日で!!
■電話で新年の挨拶をする場合
例)
いつもお世話になっております。
〇〇株式会社の〇〇です。
新年のご挨拶にお電話致しました。
あけましておめでとうございます。
本日(または〇日)から営業をスタートしました。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
後日、折を見て改めてご挨拶にお伺いますのでよろしくお願い致します。
こちらも松の内までに済ませるようにしましょう。
内容としては直接挨拶に行ったときの台詞と同じで良いと思います。
加えて“何かお困りの際は相談してください”“昨年同様、ご協力いたします”などを付けると更に丁寧になります。
取引先に使えるメールでの新年の挨拶の文例は?
毎年自分の会社がどういう挨拶をしているのかによりますが、基本的に新年の挨拶は期間内に挨拶回りに出向く、または電話で挨拶をするなど、直接相手と会う、直接会話をするということがマナーです。
ですがなかなか難しいという場合もありますね。
もともと挨拶しに行く予定が相手の都合で会えなかったり、こちらが忙しくて機会を逃した上に年賀状を出していないという時に活躍するのがメールです!
ポイント
・相手先から年賀状で届いていた場合はメールではなく、きちんとハガキで!
一言と遅れて申し訳なかったことを伝えましょう。
・一斉メール送信は避ける
どこも同じメールを送っていると思われるような文章は避けましょう。
自分の会社の為に文章を書いているんだと分かる個別のエピソードがあれば挨拶メールと一緒に添えると良いかもしれません。
文例)
件名 〇〇株式会社 年始のご挨拶
本文)
〇〇株式会社
〇〇部 営業課長(役職)
〇〇 〇〇 様
謹賀新年
旧昨年は一方ならぬお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
本年もより一層努力する所存です。
本年も変わらぬご指導・ご鞭撻を、宜しくお願い申し上げます。
メールにて誠に恐縮ではございますが、皆様のご健康と貴社の益々の発展をお祈り申し上げます。
改めてご挨拶に伺う際には宜しくお願い致します。
〇〇年〇月〇日
〇〇 〇〇株式会社
〇〇 〇〇
件名には新年の挨拶メールだと分かるようにしましょう。
1月4~7日までには送りましょうね。
まとめ
ビジネスの世界では挨拶回りもとても重要な仕事となります。
相手との関係を良好にするのも挨拶からです。
基本的には直接会って新年の挨拶をするのがマナーです。
新年の挨拶回りは遅くても7日までに!!
それが無理そうなら15日までには済ませておきましょう。
メールでの挨拶は最終手段。
相手先にスケジュールの関係でやむを得ず行けない場合は期間内にメールを送っておきましょうね!
挨拶回りでアポイントを取る場合は他の企業に先を越されないよう早めの行動をとることをお勧めします。
しっかり新人のうちにビジネスマナーを身につけましょう。