子育てをしていると、部屋の中の湿度や温度が気になりませんか?
私も夫婦二人で暮らしていたときには、そこまで気になりませんでしたが、子供が生まれてからは室温や湿度が気になるようになりました。
そこで室温計や湿度計を準備し毎日チェックするようにまでなりました。
子供が風邪を引かないように、インフルエンザなどの感染症を予防するためには乾燥させないことが必須ですよね。
だからと言って、あまりにも湿度を上げすぎてしまうと逆に過ごしにくくなりますよね。
結論からいうと快適なお部屋の湿度は50%前後がいいようです。
湿度のコントロールって難しい…
そのように思っている方のためにこの記事では、子供が快適に過ごすための湿度って何パーセントがいいのかについてお話します。
目次
部屋の湿度は何パーセントがいいのか
最適な湿度と言いますがみなさん「湿度」っていったいどのようなものか知っていますか?
まずは湿度について簡単にご説明します。
湿度とは
湿度とは空気中に含まれる水分量のことを言います。
湿度が%で表示される理由は、「相対湿度」といって温度によって空気中に含むことのできる水分量が変わるためです。
空気中に含むことができる許容量の最大値を100%として、それに対して水分の割合を%で表しています。
温度が高いほど許容量は上がり、温度が低いほど許容量が下がります。
雨が降ったあとや梅雨時期に「なんか、ジメジメする」と感じたことはありませんか?
雨のときは空気中の水分は増えますよね。
そのため、湿気を感じジメジメした感じになるのです。
逆に、晴れの日が続くとカラっとした感じになりますよね。
晴れが続くと空気中の水分は少なくなり湿度が下がるわけなのです。
湿度の上がり下がりでどんな影響があるかといえば、ダニやカビ、ウイルスなどが増殖します。
湿度が低くなるとお肌の乾燥やドライアイにも影響をしてきますね。
湿度がいったい何かわかったところで、適度に過ごすためにはどのくらいの湿度がいいのかお話します。
快適な湿度は何パーセント?
人間が快適に過ごすには、湿度を40〜60%の間に保つことがよいと言われています。
湿度が40%以下になると、乾燥している状態になります。
目や肌やのどなどに乾燥を感じ始めるのも40%以下です。
40%以下になるとインフルエンザウイルスが増える
インフルエンザなどのウイルスは乾燥した空間を好むため40%以下になると活動しやすくなります。
また湿度が低くなることで静電気も起きやすくなります。
冬にバチっと静電気がなるのは乾燥のせいなんですね。
ウイルスが乾燥を好むなら、病気を予防するには湿度が高いほうがいいのでは?と思うかもしれませんがそうではありません。
60%以上になるとカビやダニが増える
湿度が60%を超えると今度はカビやダニが増殖してしまいます。
カビやダニは温度が20~30℃になると繁殖が活発になります。
カビやダニが繁殖することで、アレルギーや喘息などの原因になってしまいます。
ですから、40%〜60%の適切な湿度を保つことで、風邪や病気にもかかりにくくカビやダニも防ぐことができるのです。
お肌の乾燥やドライアイに悩まされている方にとっても湿度は大事です。
お肌にとっての理想は60~65%といわれていますが、お部屋の湿度にしては高すぎてしまいます。
肌には保湿クリームやスチーマーなどを使って水分を補給してあげるようにして、やはり50%前後に湿度を保つことが美容にもお部屋の面においてもいいでしょう。
快適な湿度を保つ方法とは
「快適に過ごすには40〜60%の湿度を保ちましょう」と言われても湿度は目に見えないのでどうやって保てばよいかわかりませんよね。
私も子供のために湿度を保とうと思いました。
ですが部屋の湿度が今どのくらいなのかわかりませんでした。
そこで利用したのが、湿度計です。
まずは湿度計を部屋に置くだけで、今の室内の湿度がどのくらいなのかがわかります。
すると加湿するのか除湿するのかの目安になりますよね。
ただし湿度計を設置する場所には注意が必要です。
- 窓辺
- ドア付近
- 天井
- 床付近
これらの場所は部屋の中でも比較的湿度が高いため、それ以外の場所に設置することをおすすめします。
湿度計が設置でき目安となる室内の湿度がわかれば、あとはコントロールするだけです。
夏におすすめなのはエアコンを使うことです。
エアコンは湿度を下げる効果があるため換気をこまめに行うことで湿度の調整が可能です。
この方法でも、快適に過ごせる湿度にならないことも、天候の具合によってはあるものです。
そんな時は除湿機を使って、コントロールするようにするといいでしょう。
冬場は逆に乾燥しているためエアコンを使うと湿度がさらに下がってしまいます。
エアコンと一緒に加湿器を使って湿度を高くするようにしましょう。
私は冬場寝る時に乾燥が時に気になるのですが、みなさんはどうでしょう?
寝て起きたら、「喉が乾燥して痛い!」というような経験はありませんか?
乾燥が時に気になる時に私がよく使っている方法を紹介します。
- 枕元に濡れタオルを干しておく
タオルを寝る前に枕に近い位置に干しておくだけで、喉の乾燥は防げます。
- カーテンに霧吹きをする
寝室のカーテンを霧吹きで少し湿らせておくことも、乾燥を防ぐのには有効です。
- 洗濯ものを部屋干しする
洗濯ものを部屋に干すことで湿度を高くすることができます。
寝る時に、エアコンをつけて寝る人はこのような方法を加湿器に加えてするだけでも快適に寝ることができますよ。
ぜひ試してみてくださいね。
夏と冬で快適に過ごすには?
快適に過ごすためには、湿度も重要ですが温度もまた重要です。
夏場暑いとついついエアコンの温度を低く設定しがちですが、子供がいると低く設定しすぎるのはよくありません。
夏場ですと28℃程度の室温に保つと、子供は過ごしやすいですよ。
冬場も寒いからとつい部屋を暖めすぎてしまうのではないでしょうか?
私も自分が寒がりなのでつい暖めすぎてしまうのですが、子供がいる家庭では室温を20℃前後になるように保ちましょう。
その室温が子供達にとっては過ごしやすい温度なのです。
私もこの温度を知ってからは、エアコンの温度を低くしすぐたり、暖かくしすぎたりしないように気をつけるようになりました。
子供が快適に過ごせる温度設定をするように心がけてみてくださいね。
快適に過ごすには温度と湿度のバランス
人にとって快適に過ごせる条件は温度と湿度によって決まってきます。
暑さや寒さを感じると、温度だけを調整すればいいと考えがちですが、実は湿度とのバランスが関係しているのです。
夏の場合、温度は26~28℃程度で湿度は50%~60%ほどが快適に過ごせます。
しかし湿度が60%を超えてしまうと同じ温度でもあまり涼しさを感じなくなります。
冬の場合、温度は18~20℃程度で湿度は40%~50%ほどが快適に過ごせます。
しかし乾燥で湿度が10%以下になってくると同じ温度でもあまり温かさを感じなくなります。
このように人にとっての体感は温度と湿度のバランスによって感じ方が変わってくるのです。
まとめ
子供がいると湿度や室温は気になるものです。
まずは、室温・湿度計を準備しましょう。
適切な湿度になっているか確認しやすい場所におくようにするといいですよ。
部屋の温度や湿度に気をつけ子供が病気にかかりにくい、過ごしやすい環境づくりをしてあげてくださいね。