みなさんは乗り物酔いをする方ですか?
乗り物酔いは動揺病、または加速度病とも言われ、列記とした病気のひとつなんですね。
歩いておでかけできる場所もありますが、移動手段として乗り物に乗ることは必須と言えます。
ゴールデンウィーク、お盆休み、お正月、長期の休みなど行楽シーズンで旅行や帰省、レジャーを楽しもうとするときに乗り物酔いをしてしまってはかなりテンションも下がってしまいますよね。
乗り物酔いで一番身近なのは車酔いだと思うのですが、いったいいつ頃から始まるのでしょうか。
私の記憶だと幼稚園の頃くらいから乗り物酔いをするお友達がいたような気がします。
その時の体調や体質にもよりますが、もし乗り物酔いをしない方法や緩和の方法があるなら、なるべく早い頃に克服したいですよね。
今回は乗り物酔いについて詳しく見ていきたいと思います。
目次
子供の車酔いはいつから
車酔いの症状とは
まず車酔いの症状を少しお話します。
症状は車を走らせている時に現れます。
初期症状として
- あくび
- 生つば
- 冷や汗
- めまい
- 頭痛
などが現れます。
その後酷くなると
- 顔面蒼白
- 吐き気
など気分がますます悪くなり症状は悪化します。
対処をしない限り改善されないので、初期症状が出た段階で早めの対処をして下さい。
車酔いの対処法は
- ベルトやズボンのボタンをはずして緩める
- 楽な姿勢にする
- 車から降りる
- 新鮮な空気で深呼吸する
- 嘔吐を我慢しない
- 酔い止めを飲む
車酔いはいつから
それではいつ頃から車酔いをするようになるのでしょうか。
これは大人より圧倒的に子供に多いといいます。
生まれてから3歳くらいまでは平衡感覚が未発達なため乗り物酔いになりにくいそうです。
車酔いは平衡感覚が発達し始める3歳ころから始まり、小学生高学年~中学生が特に乗り物酔いをしやすいというデータがあります。
その後、成人になると減少する傾向があります。
ちなみに小・中学校の児童30%~40%の割合で女子の方が男子よりも乗り物酔いをしやすいという統計もでています。
ようするに、「3歳くらいから乗り物酔いをする子がでてくる」ということになりますね。
大人になるにつれて減少傾向にあるこの症状ですが、改善されない人は耳や脳に疾患があるかもしれないので一度検査をしてみるといいかもしれませんね。
どうして車酔いをするの
車酔いする原因は、簡単に言うと先程も書いた“平衡感覚”の異常で起こるものです。
平衡感覚とは身体のバランスを保つ感覚のこと。
私達が普段ふらつかず姿勢を維持しながら立つ、座る、歩くと言った行動ができるのはこの平衡感覚が備わっているからと言われています。
それは耳の一番奥の内耳(ないじ)という部分にある前庭気管で調節されています。
内耳って英語でラビリンスって言うんですよ。
なんかどこかで聞いたことがあるような・・・
中耳炎、内耳炎なんて言葉も度々耳にしますが、内耳では音のセンサーとバランス感覚の機能を主に持っていて、異常が起こると乗り物酔いのような症状がおきるようです。
乗り物に乗ることで上下の震動や左右の揺れ、スピードの変動などに脳がついていけずに平衡感覚を維持できなくなり車酔いをするんです。
平衡感覚チェックというのがあったので是非やってみて下さい(幼稚園児くらいからできそうです)
→「http://www.izmic.jp/mame/2015/01/entry_2932/」
バスはどこに座ると良い?
昔から修学旅行や遠足がバス移動のときに「車酔いをする人は前に座りましょう」って言われたのを思い出したのですが本当のところどうなのでしょうか、調べてみました。
大型バスの場合だと前から4~5列目、それ以外は中心部が“酔いにくい”とうことです。
タイヤの震動が車酔いの原因にもなっているようなので、タイヤから離れた席に座るのがベスト。
私は、かれこれ30年くらい一番前に座れば揺れが少なくて酔わないのかな?と思っていました。
でも違ったんですね。
謎が解けて良かったです。
子供が車酔いをしないための訓練方法とは
車酔いをしてしまってはその後の予定に影響してしまいますよね。
なによりも全力で物事に取り組めない。
実は車酔いを確実にしない方法はないのですが訓練によって改善は可能になります。
調べてみてかなり納得した訓練方法がありました。
子供のころから公園の遊具でたくさん遊ぶこと
ブランコ、シーソー、滑り台、鉄棒、自転車、いまはストライダーなんていうのも人気です。
身体を前後や左右に動かすことや、マット体操ででんぐり返しなどの回転運動をすることによってバランス感覚を身に付けることがとてもいいそうなんです。
遊園地やトランポリンも効果的ですね。
幼少期から乗り物に乗せて慣らす
小さいうちからとにかく毎日のように車に乗せて慣れさせてしまえば酔うという感覚を持たずに大きくなります。
なんでもそうですが、その体験に慣れる事が一番の克服法になります。
精神的要素の改善
過去に車で気分が悪くなってしまった経験があると「また気持ち悪くなってしまうかも。吐いたらどうしよう。」という不安や緊張から車酔いになってしまいます。
不安になってしまうと前日心配で眠れないということもあるかと思います。
睡眠不足も車酔いの原因に繋がります。
日ごろから不安を取り除く暗示のような訓練が大切になってきます。
車に乗る時の注意点
その他、酔いやすいという自覚がある方へ車を乗る時の注意点。
- 満腹と空腹状態をさける
- 下を向く行為はさける
- 厚着をしない
- 前夜に睡眠をよくとる
- 換気を良くする
- 話して気分をそらす
それでもどうしても改善しないというときは酔い止めを使ってみると言う方法もあります。
酔い止めを飲むことでひとつの暗示効果もありますので、子供には「これはすごくよく効くお薬だから飲めば絶対に車に酔わないよ!」といって飲ませると良いでしょう。
焦らずに車酔いをしてしまうことに固執しすぎないことも大切だと思います。
まとめ
子供は大人よりも乗り物酔いしてしまいやすいことは事実です。
乗り物酔いをしない訓練方法は小さいころから遊具や乗り物、マット等を使って平衡感覚を鍛えることがおすすめです。
おでかけを楽しいものにするためにも日頃からぜひ試してみて下さい。