七夕の短冊、願い事の正しい書き方と例文とは?

皆さんは1年の行事の中の「七夕」についてどれくらい意識して過ごしているでしょうか?

平安時代に中国から伝わり、江戸時代には五つの節句の制度が設けられ七夕の行事が正式なものとなったようです。

七夕も立派な節句の一つなのです。

街では7月が近づくと、七夕飾りをしているお店も目立ち、少しでも意識するという人は、結構いるかもしれませんね。

お寺や神社、老人施設や教育関係の施設など、年間行事を大切にしているところでは、毎年七夕イベントはかかせません。

大人になっていったん七夕イベントとは遠ざかるかもしれませんが、親になって子供が小さいうちは、七夕メニューを作ったり、おうちで笹飾りをする家もあるかと思います。

そして随分前からショッピングモールなどの商業施設でも大きな笹の木にお願い事を書くイベントも行っているようです。

そんな七夕ですが、実はお願い事の書き方なんていうものもあるんです。

今回は七夕の知っていて得をするかは本人次第ですが、決して損はしない七夕の由来や、お願い事の正しい書き方について知ってほしいと思います。

 

 

目次

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七夕の短冊の願い事の正しい書き方とは

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七夕と言えばやっぱり笹に飾り付けをして短冊に願い事を書くこと!!!!

当初は七夕のお話しに出てくる織姫の機織りの上達を願うことからきていました。

それが「習い事」の上達を願うものとなり、今では願い事なんだから何でも有り!のような感じになっていますね(笑)

七夕の歌を思い出してみると分かりやすいと思います。

改めて聞いてみたい方や知らない方はこちらの動画(歌詞付き)を参考に。↓

 

 

歌の中に「五色の短冊」と言う言葉が出てきます。

七夕の短冊は【青(緑)、赤、黄、黒(紫)、白】の五色が基本だそうです。

せっかくお願い事をするんですから、きちんと意味を知った上で自分に合った色の短冊で願いしたいものです。

<五色の短冊の意味と大まかな例文>

・青(緑)・・・【人間力】を表す。

例)自分磨きをして素敵な女性になる。

・赤・・・【感謝】親やご先祖様への感謝の気持ちを表す。

例)親孝行を常に忘れない。祖父母を今以上に大切にする。

・黄・・・【友情】友達(親友)への想いや人間関係の向上など。

例)今の友人(仕事仲間)を大切にする。心から信頼できる友人を作りたい。

・黒(紫)・・・【勉強】学業面での目標達成や合格祈願など。

例)○○大学に合格!○○の資格を必ず取得する!

・白・・・【厳守】自分で決意したしたことを守る。

例)禁酒や禁煙、無遅刻無欠席など。

 

短冊の色と合ったお願い事をすることで更に祈願成就に近づいた感出ますね!

雰囲気作りは大切です!

短冊の意味を知ったついでに七夕飾りについても簡単に記載しておきます。

七夕飾りには短冊以外で12種類の飾りが基本でした。

簡単に名前と意味を記載します。

①紙衣(かみこ)=裁縫の上達、災いの身代わりとして

②織姫・彦星=永遠の愛、いつまでも仲良く

③吹き流し=織姫の糸を表す、機織り上達

④巾着=金運上昇、貯蓄、商売繫盛

⑤網飾り=豊年豊作、大漁、

⑥屑籠(くずかご)=清潔、倹約、整理整頓、

⑦折り鶴=長寿、

⑧提灯=心を明るく照らす意味を表す

⑨星飾り=星に願いが届くように

⑩菱飾り=天の川を表す

⑪輪飾り=みんなの夢が繋がるように、

⑫貝飾り=海の恵みが受けられますように

 

と1つ1つ意味が込められています。

笹の意味については、最初にお話しした五節句の七夕を参照してくださいね。

七夕飾りの意味や五色の短冊の意味を知ったところで参考にしたい大人の願い事や、子供に伝えたい願い事の例文を少しだけ記載します。

 

大人の願い事の例文

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先ほども言ったように五色の短冊の色を利用してそれに合った言葉に言い換えて願い事をしてみると良いと思います。

そして“断言する”“マイナスな表現は使わない”のがオススメですよ。

*絶対に今年中に〇〇キロ痩せる!!

*仕事でのプロジェクトを成功させる!

*必ず資格に合格する

*彼氏、または彼女をつくる!

*子宝に恵まれる!   etc…

 

四字熟語を使ってお願いするのもあり。

*夫婦円満

*家内安全

*交通安全

*無病息災

*子孫繁栄 etc…

 

大人らしい現実味のあるお願い事がなかなか人気のようです。

 

 

子供の願い事の例文

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まずは七夕の物語を“何事も怠けずに一生懸命やる”“頑張って物事に取り組めば良いことが自分に返ってくる”ということが伝わるようにお話ししましょう。

オススメの願い事はやはり習い事の上達!!

*一生懸命練習して○○が上手くなりたい(習字や楽器など・・・)

*全国大会に出場する。又は勝つ!(部活、サークルなど・・・)

*テストで80点以上取る!検定などの合格祈願

*お友達(仲間)をたくさん作りたい(新しい場所でスタートする子供向け)

 

頑張って成果の出る願い事を大人が薦めてあげることで、子供達も次の自信がつくようにサポートしてあげたいですね。

私、他人の絵馬や七夕の願い事をついつい見てしまう癖がありまして、

中には面白いお願い事も結構あったりします。

印象に残っているのが

*ジャニーズの嵐の〇〇君を抱きしめたい

*お小遣いをあと3000円上げてほしい(微妙な金額が本気を伺わせます)

*いつも一緒。ⅬUB♡ⅬUB♡(LOVEというのが分かったのですが、これは誤字なのかワザとなのか大人の私には理解しがたいものがありました)

 

というようなついつい突っ込みたいお願い事もたくさん見られてユニークなものも個人的に好きです。

少し堅苦しく書きましたが私としてはこの際なんでも有りかなと思うのです。

*お金が欲しい、宝くじで1億円当てたい

*〇〇が欲しい

*仮面ライダーになりたい

*世界一周旅行がしたい

 

大いに結構だと思います。が!!!本気でお願いしたい人は是非七夕の由来に沿ってお願い事をしてみましょう。

 

五節句の簡単な紹介

  • 人日(じんじつ)の節句(1月7日)

“七草がゆの節句”とも言われているそうです。一年の豊作と無病息災を願う日です。

  • 上巳(じょうし)の節句(3月3日)

“桃の節句”とも言われ、女児の祝い日としてお雛様を飾ることで有名ですね。

  • 端午(たんご)の節句(5月5日)

男児の祝い日で兜や鯉のぼりを飾るのが一般的です。

  • 七夕(しちせき)の節句(7月7日)

“笹の節句”とも言われ織姫と彦星が年に1度、天の川を渡って出会えるお話しで有名です。笹はまっすぐに天に向かって伸びて行き願いが星に届くようにという意味があるそうです。

  • 重陽(ちょうよう)の節句(9月9日)

“菊の節句”とも言われ、旧暦では菊の咲く時期のようです。長生きや健康を祝うとされています。

何が言いたいかというと、菊の節句はさておき、七夕についてはあまり節句のイメージがありませんよね?

五つの節句の中の1つだとは知らない人が多いのではないか?ということで紹介しました。

 

まとめ

七夕は中国から伝わり江戸時代には五節句の1つとして現代に続いていることや、

七夕飾りには1つ1つ意味が込められていることを分かっていただけたと思います。

短冊に書く願い事はただの願望や野望などユニークなものも有りですが

今年の七夕は五式の短冊を上手く使い分け、それに合ったお願い事をしてみては?

織姫と彦星が出会えるのを地上から見られるように、今年は7月7日の晴れを期待しましょう。

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