慢性疲労症候群の症状とは?子供がなってしまったときどうする?

“慢性疲労”この言葉は皆さんならよく聞いたことがあると思います。

1日中だるい、休んでも休んだ気がしない、とにかく疲れている感じがする、そういう症状が出た時に、軽く慢性疲労かな~と思ったりしませんか?

では“慢性疲労症候群”という言葉は知っていますか?

実は慢性疲労と慢性疲労症候群は違うものです。

日本ではおよそ24万人が慢性疲労症候群だと言われているそうですよ。

言葉からして当然大人がなるような病だと思われがちですが、実は子供でもなることが分かっています。

我が子を見ていると、本当にストレスないな~とか、自由だな~とか、毎日楽しそうだなとか思っちゃうんですが、それなりに色々考えているんですよね。

今回はもし我が子が慢性疲労症候群になってしまったときの症状や対処法について書きたいと思います。

 

 

目次

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慢性疲労症候群の症状とは?

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慢性疲労症候群はどういう病気なのか?少し知っておきましょう。

症状は精神的、身体的なものを含め本人すらもうまく説明できない疲労感が6ヶ月以上続き、日常生活を送れなくなる人もいます。

周りではあまり理解されず詐病と疑われることもあるそうですが、慢性疲労症候群は詐病ではないことを理解して頂きたいです。

この慢性疲労症候群が子供におきた場合は“小児慢性疲労症候群”と言われるそうです。

小児慢性疲労症候群の特徴としてはインフルエンザなどの感染症になったことがきっかけで突然発症することが多いようですが、プレッシャーや不安、緊張感を感じることが多い子や、真面目な子に多く見られるとか・・・

<症状>小児慢性疲労症候群は大きく分けて3つのステージに分けられます

(細かく分けると8ステージくらいありました)

① 【気分不良期】

頭痛や腹痛が頻繁的にあり保健室通いが多くなったり、体調不良で学校を休みがちになる。

② 【混乱期】

  • 夜眠れない等の睡眠時間の減少
  • 朝もなかなか起きられない
  • 食事の回数が減る(拒食・過食の症状)
  • お風呂に行けない
  • うつ症状がみられる
  • キレやすくなる

規則正しい日常生活に乱れが生じ、誰もが明らかに様子がおかしいと確信しますね。ですが本人すらも現状については理解できず不安になるようです。

③ 【疲労気】

ここまで進んでしまうと学校生活を送ること不可能な非常に重篤な状態だそうです。

ひきこもりや、寝たきり状態で本人すらも生きているのか死んでいるのかわからないくらいになるそうです。

一般人から見ると、一見「鬱病」と思ってしまう症状ですが違うものだそうです。

簡単な鬱病との違いを記載しておきますね

  • 興味や喜びは失われない

うつ病は興味や喜びが失われるケースが多いようですが、慢性疲労症候群では興味や喜ぶ感情はあるものの体調が悪いためにできない。

体に負担がない程度の好きなこと等は楽しめるそうです。

  • 気力

鬱ではもちろん、あれをやろう!これがやりたい!という無気力なケースが多いが

慢性疲労症候群では気持ちは十分にあるが、はやり体の症状が重くてできない人が多いそうです。

ほとんどの人が体調が優れずやりたいけど、できないという状態がうつ病との大きな違いだそうです。

健康な子供でも突然発症する可能性のある病気です。

日々子供の様子を観察し、できるだけ早い段階で子供の異変を察知したいですね。

慢性疲労症候群に子供がなってしまった場合には大人よも治る可能性が高いようです。それは若ければ若いほど回復の見込みがあると言うことです。

辛いと思いますが親や周りの人の献身的な支えが重要だと言えますね!

 

慢性疲労症候群に子供がなってしまったときの対処法は

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しっかりと定期的に病院で診察を受ける

慢性疲労症候群を詳しく知る医師は現在不足しているようです。

治療も完治を目指すよりも、緩和させることを目指してスタートします。

薬物治療や和温治療もあるそうです。

初見で見逃されるケースも多いので、きちんと診断をしてもらい早期回復を目指すためには病院選びも大事ですね。

睡眠不足の改善

子供にとって睡眠はとても重要だそうです。慢性疲労症候群の症状に睡眠不足が上がっていますね。朝になったら朝日を浴び、子供だけ早く寝かせるというのでなく家族で一緒に規則正しい睡眠習慣をつけるように心掛けると良いそうです。

みんなに協力してもらう

この病は周りの理解や協力がかなり必要になってきます。

病気のこと隠さずに子どもの友人やその親、学校の先生にも理解してもらいましょう。

そして無理に学校へ行かせることは改善に繋がりません。

ここでは本人の気持ちを優先してあげましょう。

 

 

子供に対する正しい親の接し方は?

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無理矢理改善しようとしなくてよい

親としては早く治してあげたい。早くいつもの生活を取り戻したいと思うことは当然だと思いますが、慢性疲労症候群は一度発症してしまうと緩和までに時間がかかるようです。

子供がどうしたいのか?何をしたいのか?など自主性を尊重してあげることが大切だそうです。

もし好きなことややりたいことがあるならどんどんやらせましょう。

無理に肯定したり否定したりするのではなく見守れる範囲でやりたいことをやらせてあげると良いそうですよ。

規則正しい生活

大人も子供も睡眠不足は日常生活に支障をきたします。

子供と“一緒”に規則正しい生活を送ってあげると良いと思います。

また過敏になっている食材は避け、バランスのよい食事も改善の一つとなってるようです。

孤独感をつくらない

慢性疲労症候群は本人ですら何が起こっているのかわかりません。周りにも理解されず不安になってしまうことも多いと思います。

年齢にもよりますが親もずっと子供にぴったりついていないといけないと思うことはありません。

子供は幼少期から親の表情を常に観察しているものです。

毎日怒っていたり不安な態度もすぐ見抜きます。

近くにいなくても常に味方が身近にいてくれるという安心感を持たせてあげることも改善に繋がると思います。できるだけ優しい表情や笑顔で!

 

まとめ

慢性疲労症候群については一般的に世間では理解されることが少ない病気だということがわかりましたね。

詐病や精神疾患だと思われがちですが全く違うものなのです。

また、あることがきっかけで突然発症する誰しもがなる可能性のある病です。

もし我が子が慢性疲労症候群になってしまったら、専門医師の適切な指示のもとで

正しい対処をしてあげましょう。

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