子供が成長するに連れ、親も自然と新しい出会いが増えます。
うちの子も幼稚園に入園して保育の場で少しずつ知り合いが増えてきました。
年少から入園しても3年間しかないですが今後もきっと子供と一緒に新しい出会いがあることは間違いありません。
そしてつい最近入園したと思ったらあっという間に卒園。
幼稚園では親の「役員」と言うものもあり3年間の中で1回はやらなければいけないということがあります。
中には卒園式の祝辞を抜擢されるお母さんやお父さんもいるのでは?
万が一選ばれてしまったときは、焦らずにしっかり準備していきましょう。
卒園式での祝辞の例文やマナーについてまとめたので参考にしてみて下さい。
目次
卒園式での保護者が共感する祝辞の書き方は
幼稚園の卒園式は親にとっても灌漑深いものとなるはずです。
特に第一子の場合では入園からとても成長を感じられる式になることでしょう。
主役は子供達ですが、それを盛り上げるのは周りの協力も必要です。
年長の年に父母会や保護者会の会長などをしていた場合は、保護者代表として祝辞の挨拶を頼まれる確率はかなり高いです。
抜擢されたあなた!!
祝辞ってありきたりな言葉になってしまいがちですが、自分の言葉や思い出を取り入れつつ感動の祝辞に仕上げると良いそうです。
【祝辞に必要な文章のポイント】
- 祝辞
*園児と保護者へのおめでとうの言葉
- お礼
*来賓者へのお礼*園児の保育に関わった方へのお礼(先生方、園バスの運転手さんや給食のスタッフさん等も含む)
- 幼稚園の行事の思い出
*運動会 *遠足 *発表会 *初めてのお泊り会 など
- 卒園児たちへ小学校に上がるための応援の言葉
- 締めの挨拶
【把握しておいた方がよいこと】
- 卒園式が多く行われる3月中旬あたりの気候や桜の開花状況など
- 卒園児の人数
- 組の名前(何クラスあるかなど)
自分の子供だけでなく卒園児の保護者全体のことを考えて特に成長が感じられたなという思い出を1つか2つ織り込むと◎
卒園式で感動する祝辞の例文とは
保護者の祝辞は“メッセージ性”が大切だと言います。
やはりまだまだ育児も大変な時期です。
そして子供たちは少しの時間でも親から離れ、社会性を学ぶ機会でもあるので子供達も色々なことが出来るようになる時期でもありますよね。
聞いていて、とても成長したんだなぁ、頑張ったんだなぁと思ってもらえるような祝辞に仕上げていきましょう。
先程書いたポイントを抑えつつ例文を紹介したいと思います。
【例文】
桜の蕾も膨らみ始め、穏やかな日差しに、ようやく春の気配を感じる季節となりました。
今日この佳き日、〇〇名の子供たちが無事に卒園を迎えることができ、
この席に出席してくださった来賓の皆様、
園長先生を始め保育に関わってくださった全ての方々へ保護者一同心より感謝しております。
そして〇〇名の園児の皆さん、保護者の皆様、卒園おめでとうございます。
入園式ではじっとしていられなかったあの頃からスタートし、
登園当初はママやパパと離れたくないと泣く子もたくさんいましたね。
子育ての大変さを知っている身として、先生方も本当に大変だったと思います。
あの日から子供たちは色々なことを学び、たくさんの思い出や友達を作ることができ
すっかり幼稚園に馴染むことができたのも毎朝笑顔で迎えてくれ、時には厳しく、ときには優しく見守ってくださった先生方のおかげです。
初めての運動会ではきちんと行進する姿に感動し、発表会では元気にみんなと一緒に踊ったり歌ったりできることに成長を感じ、行事があるたびに驚きの連続でした。
親の参加しない季節の行事も子供たちが楽しく参加できたことも、いつも子供達を思って準備を進めて下さった先生方や協力してくださった地域の方々のおかげです。
心より感謝申し上げます。
子供達はここでの生活は終了しますが、4月からまた小学校で新しい生活がスタートします。
子供達は〇〇幼稚園で作った思い出や教えを胸に大きく羽ばたいていってほしいと思います。
皆様には今後とも子供たちの成長を見守って頂ければ幸いです。
最後になりましたが、幼稚園のますますのご発展と皆様のご健勝をお祈り致しまして、お祝いの挨拶とさせて頂きます。
本日はありがとうございました。
〇年〇月〇日
保護者代表 〇〇 〇〇
祝辞で絶対に入れておきたいのはお祝いの言葉と協力してくれた周りの人への感謝の言葉です。行事のちょっとしたエピソードを添えると保護者の共感を得られます。
大人はともかく、子供達は成長したとはいえまだまだ幼稚園児です。
スピーチの時間の目安は3分程度。
約800字~1000字だそうです。
長くなりすぎると子供達も飽きてザワついてしまうので出来るだけ短めに。
感動する祝辞の読み方やマナーは
人前で話すのが得意という人はそう多くはありません。
練習をして何度も経験をしていくしかないのですが、司会や営業職などでないかぎりなかなか人前で話すという機会に恵まれることは少ないですよね。
そんな人は、読み方のコツやマナーを少しでも頭に入れておくだけでも少しは違います。
【祝辞の読み方のコツ】
*原稿を見過ぎない
目線が下に向くと声も自然と小さくなってしまうそうです。
よく言われる会場の後ろの方や壁に目線を向けると、顔が上にあがり自然とマイクにも近くなり声も通るという噂は本当の話。
*原稿を丸暗記する必要は無い
本番ではだれでも緊張するものです。丸暗記をとすると忘れてしまった時が怖いですよね。原稿は手元にない方がいいという解釈もあるようですが私は持っていた方が安心派。話すときに原稿を開く仕草はよく見られるので不安なときは原稿を常備。。
*ゆっくりと話すことを心がける
本番になると自然とは口になってしまうそうです。練習の時では少しゆっくり過ぎるくらいかなと思うくらいでいいそうですよ。
スマホなどで動画をとったりして読むスピードを確認してみてください。
*極力リラックス
スピーチの内容を知っているのは自分だけなので例え間違っても他人からすると間違ったかどうかは分からないと思ってみて下さい。
一番ダメなのは間違うことでなく途中でスピーチが止まってしまうことです。
家族や友人に協力してもらい間違っても止まらず、すらすら話せるよう練習しましょう。
*難しい言葉を使わない
極力子供達に分かるような文章を使い、会話表現で語り掛けるように話すと聞き手にも親近感がわき共感を得ることができるそうです。
【マナー】
*一礼を忘れずに
登壇する前、来賓や先生方に一礼を忘れずに。
*服装は控えめに
・ブラック・ダークグレー・紺などのスーツ
装飾品は女性だとコサージュを付けたりパールネックレスなんかがオススメだそうです。
まとめ
卒園式の祝辞の挨拶は保護者にも子供にも伝わるような思い出エピソードを織り込みぬくもりのこもったスピーチをすると印象に残ります。
そして子供たちに関わってくれた全ての人への感謝の気持ちをスピーチの中に必ず入れましょう。
その時は長すぎず短すぎず、話す時間は3分程度が一般的。
卒園式はその子にとって一生に一回です。
例え子供たちが覚えていなかったとしても、スピーチの内容がいいものになると何年たっても保護者は覚えているものです。
その幼稚園独自の思い出をベースに心に残る祝辞を披露して最高の卒園式にしましょう。