妊娠が分かって嬉しくて、無事に出産して我が子の顔を見たときは、可愛くてどうしようもなく愛おしくなります。
そんなに楽しみにしていた赤ちゃんですが、いざ育児生活が始まると、眠れない、泣きやまない、抱っこしなきゃいけない、体のあちこちが痛い、といった多くの悩みが押し寄せます。
赤ちゃんがなんで泣いているのか分からなくて、自分も泣きながら抱っこし続けたこともありました。
言葉を話せない赤ちゃんの育児は、思っている以上に難しいものです。夫や家族の協力が本当に大事だと感じました。
しかし、その協力してくれる家族が近くにいないという方は、とても多いと思います。
旦那様のお仕事の関係で、ほぼ一人で一日中赤ちゃんを見ている方、シングルマザーの方、私の周りにもたくさんいらっしゃいました。
一人での育児は本当に大変です!
育児ストレスもかなり溜まっていることでしょう。
そのために自分の体調不良に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
そんな方に、私のお話が少しでもお役に立てたら嬉しいです。
目次
めまい、吐き気、頭痛などの体調不良は鬱になる前の危険信号
毎日休む暇なく、授乳やオムツ替え、さらに家事をこなして、肉体的にも精神的にも疲れが溜まっていませんか?
おそらく、育児をするほとんどの方が、そう感じていると思います。
睡眠不足から疲れが取れなかったり、ちょっとしたことでイライラしたりしますよね。
中にはその反動が、自分の体に現れている人もいるのではないでしょうか。
その中でも、めまい・吐き気・頭痛などを感じている方は要注意です!
育児中はとてもストレスを溜めやすく、発散する時間もなかなかとることができません。
なので、溜まり続けるストレスから、睡眠不足になり、めまいや頭痛が起こり、酷いと吐き気まで起こるようになるのです。
実はその症状が「育児ノイローゼ」の症状にあたり、うつ病の一歩手前なのです。
育児に関してうつ病というと、
- 子供を可愛いと思えない
- 外に出る気にならない
- 食欲が急激に増える、または減る
- 疲れているのに眠れない
- ネガティヴ思考になり、孤独を感じる
など、いろいろな症状を引き起こします。
まだそこまでではないが、体に不調が起き始めているのであれば、早い段階で心と体をリフレッシュさせることが必要です。
子育てのストレスを解消するには
では、育児中にストレスを解消するにはどうしたらよいでしょうか。
なかなか時間を取れない育児中に、ストレス解消するには、まず!
「全てを完璧にこなそうとすることを、辞めること!」です。
育児や家事で、やらなきゃならないことはたくさんありますが、その「やらなきゃ!」という気持ちが、自分を追い込んでしまっていませんか?
私も2人の子供を育てていますが、几帳面で真面目な性格だと言われ、子育ても「こうでなければいけない!」と、かなり気を張ってやっていました。
それが良くないんですよね。
私の場合は、協力してくれる家族がいたので、恵まれていましたが、それでもかなり精神的にも参っていましたし、肩凝りや腰痛が頭痛と吐き気にまでなりました。
楽しんで育児をしている友人を見て、羨ましく感じたり、自分を情けないと思ったこともあります。
2人目の育児も、楽になるはずなのに、ツラくて悲しくて、親をかなり頼ってしまいました。
でも、そんなときに親から、「そこまで全部ちゃんとやらなくても、子供は大きくなるし、適当でもなんとかなるから、大丈夫だ」と言われたのです。
その言葉がとても救いになり、少し気を抜いて育児ができるようになりました。
何事も必死になっていれば、疲れを忘れてこなせる人もいるかもしれませんが、全ての人がそうとは限りません。
適度に気を抜く!これが大切なのではないでしょうか。
その気を抜いてできた空いた時間があれば、DVDを観たり、ストレッチをしたり、趣味も行えます。
少しずつ、気を抜けるようになると、友人と会って悩みを話したり、外に出て地域の子育てセンターのようなところに行ってみるのもいいかもしれませんね。
育児ストレスは、人に話して聞いてもらい、一人で悩まないことが一番です。
そうすると、意外と、いい意味での「適当な育児」をしてる人が多いかもしれませんよ。
そこから、さらに良いストレス発散方法も聞け、悩みも共有でき、少しずつ気持ちにゆとりができるのではないでしょうか。
子育てを楽しむには
少しずつ気持ちに余裕が出てくると、それまでは気持ちがいっぱいいっぱいで考えることもできなかった、やりたい事が見えてきます。
子供と一緒にやりたいことや、自分が楽しみにしているイベントなど、想像してみるだけでも、明るい気持ちになりませんか?
私は落ち込んだ時、子供たちが笑顔で何かしている姿を想像します。
それだけで、自分も少し気分が上がりますよ。
前にも書いたように、完璧を求めなくなれば、自然と心にも余裕が出てきます。
手を抜くところは手を抜いて、精神的なゆとりを持つことができると、自分の笑顔が増えます。
自分が笑顔でいないと子供も笑ってくれません。
子育てを楽しむには、みんなが笑顔で過ごすことが大事ではないでしょうか。
「この時間までにご飯を作らなきゃ」
「早くお風呂に入れて早く寝せないと、リズムが崩れる」
1日のタイムスケジュールにこだわりすぎて、思い通りにいかないとイライラしてしまいますよね。
確かに、学校や保育園の送り迎えや、まして働いているママさんたちなら、時間で動かないといけないので、とても大変です。
でも、人生の中で子育てする期間は限られています。
その限られた時間を、イライラして、笑うことなくピリピリ過ごすのはもったいなくないですか?
赤ちゃんを抱っこできるのも、赤ちゃんのうちだけです。
赤ちゃんが泣きやまなくて途方に暮れているときこそ、一度深呼吸して、笑いかけてみてください。
話せないんだから仕方ない、元気に泣いてくれてるんだから大丈夫、家事を少しサボってしまっても、抱っこして笑ってくれる我が子を見ているだけで幸せになれますよ。
育児を楽しめていないと感じたら、とにかく一度思いっきり笑ってみて下さい。
子供に、大げさ過ぎるほど抱きついてみたり、愛情をぶつけてみて下さい。
きっと子供たちも一緒になって笑ってくれますよ。
まとめ
子育てのストレスは、子育てをした人にしか分かりません。
そして、昔の子育てと、現代の子育ては全く違います。
さまざまな情報が溢れている現代で、子育てしていくには多くのストレスを感じるのも、無理もありません。
どんなに出産前に健康だった人でも、産後にはホルモンのバランスが崩れるので、体にも不調が出てきます。
自分の体が健康でないと、子育てだってできません。
家族のためにも、体の不調は早めに対処してあげて下さいね。
病院に行ったり、友人や家族に話したり、悩みを口に出して話すことで、少しだけでも気持ちは楽になります。
そして、完璧を求めすぎず、どんどん小さなことは諦めていきましょう!
一日掃除をさぼっても、怒られません!
明日を見据えるより、今を笑顔で過ごしましょう!
あなたが笑顔でいることが、家族の笑顔にも繋がりますよ!