秋から冬にかけてノロウイルスが流行る時期は不安になりますよね。
家族の誰かがなると、みんなにうつってしまう可能性もあります。
ノロウイルスは本当に辛いですね。
ノロウイルスの加熱方法や、どんな食品が原因になるのか、どんな予防法がるのかについて説明していきます。
予防をして、この時期を乗り切りたいです。
目次
ノロウイルスに加熱処理は有効?時間や温度は?
ノロウイルスは熱に弱いので加熱処理は有効です。
カキなどの二枚貝は生で食べずに、しっかりと加熱しましょう。
加熱方法は、中心温度が85℃~90℃で90秒以上の加熱です。
中心温度とは、食品の一番火の通りにくい真ん中の温度のことです。
中心温度は目でみてもわからないので、中心温度計というものが市販されているので、そちらを使用してみるのも効果的です。
購入したものはそのまま食べると思いますが、再加熱できるものは再加熱することにより、感染を防ぐことがあります。
もし、その食品を作っている人がノロウイルス菌をもっていたら、食品も汚染される可能性は高くなります。
実際に食中毒の原因に、調理従事者が感染していたということもあります。
ノロウイルスどんな食品が原因になる
食品が原因でノロウイルスになることもあります。
例えば、二枚貝といわれる、カキ・しじみ・はまぐりなどです。
これらを生で食べると感染します。
しっかりとした加熱方法で調理をすると感染はしません。
今はカキを買うときには「加熱用」「生食用」という記載がしっかりされています。
加熱用は必ず加熱しなければいけませんが、生食用は生で食べても大丈夫となっています。
その加熱用と生食用の違いとはなんでしょうか。
それは、新鮮かどうかは関係ありません。
生食用は保健所が指定した海域(主に広島県)か、規定の浄化をしてあるものは安全とされています。
ですが、出荷前にノロウイルス菌がついているのかどうかの検査はないようです。
その為、買うときは信用できるものを選ぶことをおすすめします。
ノロウイルスの特徴は
1.感染力が強いということ
食品からも感染しますが、人から人への感染が集団食中毒の原因になります。
ノロウイルス菌をもっている人が触ったものを他の人が触ると感染しますし、飛まつ感染(くしゃみをしたときにつばが飛ぶ)でも感染しますし、下痢や嘔吐をした場合は空気感染(下痢したところから菌が空気に含まれるので、それを吸うこと)します。
予防としては、下痢・嘔吐した場合は次亜塩素酸ナトリウム(ご家庭のものならキッチンハイター)を使用し消毒します。
ノロウイルスはアルコールでは効果はありません。
キッチンハイターを使って消毒する場合のハイターの使用方法を説明します。
ハイターはそのまま使っては濃いので薄めます。
(手袋をして行ってください)
下痢・嘔吐があった場所を消毒する場合
- ハイターをペットボトルのふた4杯
- 水を1リットル
で薄めてください。
ドアノブや、トイレ・食器の消毒の場合
- ハイターをペットボトルのふた1杯
- 水を1リットル
で薄めて消毒をしてください。
汚染されている調理器具は熱湯消毒をすることもできます。
熱湯消毒の場合は、沸騰した中に1分以上過熱すると死滅します。
2.症状は発熱・腹痛・嘔吐・下痢
嘔吐・下痢が特に激しく、苦しいおもいをします。
嘔吐・下痢は菌がなくなるまで続きますので、最低1日~3日ほど続きます。
特に気をつけたいのは脱水症状です。
ご飯は食べることは出来ない場合がありますが、水分はしっかりととりましょう。
冷たい水より、ぬるま湯にしてください。
冷たい水は胃腸に負担をかけるので、余計に下痢・嘔吐を増やしてしまいます。
また、スポーツドリンクをお湯で薄めて飲むのもいいです。
まとめ
ノロウイルスは熱に弱いのでしっかりと加熱してください。
加熱することによりウイルスは死滅します。
生カキを食べるときはしっかりと生食用なのか、信頼できるものなのか確認をしてください。
不安でしたら迷わずに加熱してください。
自宅でカキなどの汚染の可能性のある食品を調理するときは、調理器具も消毒することをお勧めします。
食品をしっかり加熱して食べても、調理器具にウイルスが残っている場合、次に使うときに更に汚染する可能性があります。
ノロウイルスになったときは胃腸に優しいものを食べるようにしてください。
また、ノロウイルスにならないために、日ごろから胃腸を強くしておいてくだい。
胃腸に良いとされる食品(ヨーグルト・納豆・味噌・食物繊維の多い牛蒡・きのこ類やネバネバ食品(おくら・山芋・メカブ・もずく))などがあります。
また、血流をよくすることで胃腸は活発に動くことができます。
なるべくストレスをためずに、発散してください。
そして、軽い運動やストレッチをすることで、血流がよくなります。
予防方法は沢山あるので、毎日の生活を通して、1つでも実践をして予防をしてください。