私は小学校から中学校にかけてプール教室に通っていましたが、髪がキシキシして、髪がとかしにくかったのを覚えています。
ですので、プールのあった日は念入りに髪を洗っていました。これも塩素のせいだったのでしょうか?
塩素によって髪の色が変わったりするということは聞いたことがあります。
肌への影響は私はなかったし、周りの子もそんなに肌に影響がなかったと思います。
今回は、実際のところプールの塩素が、髪や肌への影響があるのか、詳しく見ていきたいと思います。
目次
プールの塩素、髪への影響は
私はプールに毎週1回通っていて髪に変化はなかったですが、一緒のプールで友達になった子は色素が抜けていったのか赤茶色っぽくなっていました。
プール内には「塩素」が入っていて、髪の表面のキューティクルがはがれてしまい「傷んでいる」状態になってしまうようです。
ただ、数回入った程度ではキューティクルがはがれることはありません。水泳選手や、毎日プールに入っている人などはキューティクルがはがれやすくなります。
プールに毎日入ったりする人には「髪の色が変化する」ということが起こります。しかし、実はこの「明るくなった」というのは「塩素」だけのせいではありません。
塩素での脱色の原因は「塩素による漂白効果」と「塩素によるキューティクルのはがれ」によるものです。
塩素には漂白効果も含まれているため、色が抜けていくのです。また、塩素によるキューティクルがはがれることによって色素が落ちていくという理由があります。
プールからあがると必ずドライヤーをかけますよね。この状態に陥ったのは「プール後のドライヤー」といえます。
プールの塩素、肌への影響は
肌は弱酸性で皮膚や髪もタンパク質を基として形成されています。
塩素の影響によって皮膚の表面は、保湿のため水分を保つ働きや、外からの刺激を受けないように、守ろうとする肌のバリア機能が低下した状態になります。
結果として肌が赤くなったりヒリヒリしたり、かゆみなどの症状がでたり肌荒れの原因になります。
プールの塩素について、注意してほしいのは上がったあと手やタオルでごしごし顔をこするような洗顔です。
洗顔をするときごしごしこすってしまいがちですが、プールの水に長く使っているだけでも皮膚はふやけて傷つきやすい状態です。
そのうえに、残留塩素から外的刺激で肌のバリア機能がさらに低下しています。ぬるめのお湯で長めにシャワーを浴びることと、乾燥する前に早めの保湿ケアを心がけてください。
とくに乾燥肌や、肌のバリア機能が低下しているときの、保湿方法としてオススメなのは、成分に「セラミド」が膨らめている保湿クリームの使用がオススメです。
セラミドが含まれている美容液や保湿クリームをすすめる理由としては、肌の一番外側を覆っている薄い角質の水分を保つために必要な成分だからです。
角質層は角質細胞がいくつも重なった状態で「セラミド」はその角質細胞をつなぐ主な主成分として重要な働きをしています。
肌の乾燥を防ぐには「セラミド」の成分を補充して、肌の保護バリア機能を正常な働きに促してあげることが重要です。
海水の影響は
海水プールでも肌は荒れます。海水を使用した施設は一般的にプールや温泉があげられます。
しかし、施設ごとに設備や海水本来の水質、環境によってもプールの水質や塩分濃度が異なります。
海水を利用し、循環装置などで水質管理をしていますが、基本的に塩分が含まれているので肌の状態によってはぴりぴりした刺激を感じる場合もあります。
中には海水プールに含まれている塩分の殺菌作用によって皮膚の炎症がよくなったという方もいます。
「海洋・海藻・海泥」などの海水に直接触れての治療や間接的な作用を取り入れた治療を好む人もいます。
海水に使ったりして自然環境による心理的作用が働きリラクゼーションが期待できる「海洋療法」などもあります。
しかし、海水がからだにいといって安易に海水プールや海水温泉などに長くつかりすぎないようにしましょう。
海水プールは屋外にあることが多いです。プールに入ったら帽子をかぶる、または日影に入るなどの紫外線対策をまめにしましょう。
少なからず肌へのダメージがあり、その上直射日光による外的刺激の影響で、肌を乾燥させるためだけでなく日焼けのダメージも与えてしまいます。
また、海水プールだけでなく「温泉」にも気を付けてほしいです。全国各地にありますがいろんな効能があり人気がありますよね。
しかし、中には海水を使用した温泉もあるので、泉質に注意が必要です。強いアルカリ性の温泉はタンパク質を溶かす性質があるため肌のピーリング効果が期待できます。
しかしながら乾燥肌や敏感肌のような肌の弱い方などの肌質には合わない場合があります。注意書きなどに詳しく書いてないところもあるので長湯には十分注意しましょう。
海水プールや塩分濃度の高い温泉に入った後は、よくシャワーで洗い流し、肌が乾く前に保湿をしましょう。
プールの塩素濃度の基準値は?
塩素濃度は0.4mg/ℓ以上であること1.0mg/ℓ以下であることが望ましいそうです。
塩素消毒に代う場合、プール水の二酸化塩素濃度は0.1mg以上、0.4mg/ℓ以下であること。
またプール水の亜塩素濃度がは1.2mg/ℓ以下であることとされています。
まとめ
私は普通肌ですが、学生時代は乾燥肌でした。化粧を落としたら肌がつっぱって痛いくらいでした。
プールでは影響が出たことはないですが、塩素によって肌荒れを起こす人もいるのですね。
最近プールにはいってないですが気を付けたいと思います。