はじめての七五三は分からないことだらけですよね。
昔はおじいちゃんおばあちゃんからの助言をもらえたので古くからの行事も教わりながら出来たのですが、今では核家族が増えているため自分たちで考えなければならなくなりました。
今回はそんな中でもいつか迷ってしまう早生まれのお子さんにスポットを当てて、2018年七五三について詳しく見ていきたいと思います。
目次
早生まれの七五三っていつするの?
まず覚えておいていただきたいのが、年齢の数え方として「数え年」と「満年齢」という考え方があることです。
数え年
数え年とは、生まれた日をすでに1歳としてカウントします。
そしてその後にくる1月1日の元旦を迎えることで2歳になり、以降は毎年元旦が来るたびに1歳ずつ年を重ねていくという考え方です。
極端な例で言えば、大晦日に生まれた赤ちゃんは翌日には元旦を迎え2歳になってしまうということです。
日本では古くから数え年が使われていましたが昭和24年に満年齢の使用を義務付けたようです。
満年齢
満年齢とは現代わたしたちが使っている数え方です。
生まれた日を0歳として1年後の誕生日を迎えたら1歳になり、以降は誕生日が来るたびに1歳ずつ年を重ねていくという考え方です。
七五三は「数え年」「満年齢」どっち?
子供の成長をお祝いする七五三のような行事では「数え年」でずっとお祝いをしていました。
古くから行われている行事に関しては「数え年」を使用することが多かったようです。
しかし最近の七五三では「満年齢」でお祝いすることが多くなってきています。
結論からすると現代では「数え年」でも「満年齢」でもどちらでお祝いしても良いということになっています。
早生まれの子供は今年?来年?
1月1日~4月1日生まれのお子さんが早生まれとなります。
早生まれのお子さんの場合は今年にしようか来年にしようかどちらでやったらいいのかとても迷うと思います。
「数え年」でやるのか「満年齢」でやるのかについては、どちらでも問題はないため、もし同級生と一緒にしたいと考えるなら「数え年」で行えば良いでしょう。
七五三は本来子供が無事に成長をしたお祝いをする行事ですので、「満年齢」で行うのも子供の成長に合わせた良い考え方だと思います。
2018年に七五三を迎える子供たちは以下の表になります。
年齢 | 満年齢 | 数え年 |
3歳(男女) | 平成27年生まれ | 平成28年生まれ |
5歳〈男) | 平成25年生まれ | 平成26年生まれ |
7歳(女) | 平成23年生まれ | 平成24年生まれ |
七五三はいつ?
七五三は11月15日に行われます。
なぜ11月15日が選ばれたのかというと
江戸時代に流行った二十八宿という中国古代の天文学があります。
11月15日は二十八宿のなかで鬼宿といわれる最吉日であったことに加え、五代将軍徳川綱吉の息子 徳松の3歳のお祝いが行われた日ということに由来しているという説があります。
2018年七五三のお参りはいつがいい?
2018年の11月15日は木曜日ですが、大安と重なるため平日でもお参りが混雑することが考えられます。
写真館やレンタル衣装店なども早めの予約が必要になるでしょう。
しかし最近ではあまり11月15日にこだわってお参りに行く人ばかりではないようです。
10月、11月の休日に家族そろって行っても問題はありませんので下記を参考にしてみてはいかがでしょうか。
縁起の良い日に合わせたいということであれば
- 10月7日(日)大安
- 11月4日(日)大安
- 11月15日(木)大安
このあたりに合わせたら良いかと思います。
11月4日が日曜だしいいかもしれませんね。
ただし混雑は考えられますので早めの予約を入れておくといいでしょう。
お参りの時間はいつがいい?
お参りに行く時間帯ですが、よく言われているのは「お参りは午前中にするべき」というものです。
午前中は太陽が昇る時間帯のため、良い気が出ている時間にお参りするのが良いという考え方によるものです。
午後は逆に太陽は沈んでいく時間帯となるため、気が下がっていくと考えられていたようです。
昔からのいい伝えのためおじいちゃんおばあちゃんなどは特にこういったことをいう方が多いようです。
しかし今は午前中にこだわる人はだいぶ少なくなってきています。
あまり気にせず自分たちの都合が付く時間帯に行けば良いでしょう。
七五三とは?
七五三とは3歳、5歳、7歳に子供の健やかな成長を祝って氏神参りをする行事です。
昔は幼くして亡くなってしまう子供が多かったため、子供の成長を願う儀式が多く行われていました。
- 男の子は3歳と5歳
- 女の子は5歳と7歳
で七五三はお祝いをします。
江戸時代の武家社会においての儀式として
3歳 | 髪置(かみおき) | おかっぱを結髪に改める |
5歳 | 袴着(はかまぎ) | 袴を着せて基盤の上に立たせる |
7歳 | 紐落(ひもおとし) | 付け紐だった着物を帯で締める |
このようなことが各年齢で行われていたのが七五三の起源といわれています。
現在では子供たちは晴れ着に身を包み千歳飴をもって地域の神社でお参りします。
その後、写真館などで記念撮影を行い、レストランで食事をするのが一般的になっています。
まとめ
今回は2018年七五三早生まれのお参りについて詳しく見てきました。
年齢の数え方には「数え年」と「満年齢」の2種類あります。
七五三は「数え年」でも「満年齢」でも、どちらを基準にして行っても問題はありません。
早生まれのお子さんは今年にするか来年にするか子供の成長を見てよく考えてみましょう。
2018年11月15日は大安でとても縁起が良いですが、平日のためお参りに行く日程に関しては15日にこだわる必要はありません。
11月15日前後の休日などを利用して家族そろってお参りに行けば良いでしょう。