フラボノイドは老化防止に役立つためたくさん取るほうが良いとされています。
普段の食事から簡単に摂取することが出来るので、フラボノイドが多く含まれている食品の種類を知っておくことが重要になります。
今回はフラボノイドが多い食品の種類別のランキングとかしこい摂取方法について詳しくみてきましょう。
目次
フラボノイドとは色素のこと
フラボノイドとは野菜や果物などの植物全般に含まれる色素成分の総称をいい、数多くの種類があります。
多くは黄色の色素で、白や緑の野菜やその他の植物に多く含まれます。
フラボノイドは別名ビタミンPとも呼ばれています。
フラボノイドはポリフェノールに属しておりポリフェノールの中でも大半がフラボノイドとなります。
フラボノイドの働きとは
フラボノイドの主な働きは強い「抗酸化作用」があることです。
わたしたち人間は酸素を吸うことによって生きています。
肺に取り込まれた酸素は血管に入りエネルギーとなって体のすみずみまで行き渡ります。
しかしその酸素の一部は酸化を起こし体をさびつかせてしまいます。
これを「活性酸素」といいますが活性酸素が増えすぎると体の老化につながるといわれています。
フラボノイドには活性酸素を抑え若返る働きがあります。
フラボノイドの5つの働き
1.活性酸素の働きを抑える
2.毛細血管を丈夫にする
3.動脈硬化を防ぐ
4.血液の流れを良くする
5.発がん物質の生成や成長を抑える
フラボノイドの主な6種類と代表的食品とは
フラボノイドのおもな種類には以下の分類に分けられます。
〈フラボノール類〉
・ケンフェロール
玉ねぎ、ブロッコリー、ニラなどに多く含まれ脂肪を燃やし、免疫力を高める効果があるため、肥満の予防や風邪の予防に役立ちます。
・ルチン
そばの実に多く含まれ血圧や血糖値を下げる働きがあり、血管をやわらかく保ち血流を良くします。
〈イソフラボン〉
大豆などのマメ科の植物に多く含まれ女性ホルモンに似た働きがあるため、女性の肌の美しさやハリ、髪のツヤを保ちます。
更年期障害や骨粗鬆症の予防に役立ちます。
〈カテキン類〉
緑茶に含まれる渋みのもとになっている成分で、脂質の酸化を防ぎすぐれた殺菌・殺ウイルス作用があります。
生活習慣病や虫歯の対策に役立ちます。
〈アントシアニン〉
ぶどう、ブルーベリーなどの青紫の色素成分で抗酸化作用と目に関わる作用を持っています。
眼精疲労、眼機能や肝機能の向上に役立ちます。
〈フラボン類〉
セロリ、パセリ、ピーマンなどに多く含まれ鎮静作用や免疫力を正常にする働きがあります。
頭痛や花粉症などのアレルギー症状を改善します。
〈フラバノン類〉
レモン、みかんなどの柑橘系に多く含まれる色素成分でコレステロールの抑制、毛細血管の保護に役立ちます。
高血圧、肥満などを予防します。
フラボノイドを多く含む食品ランキングベスト3
〈果物編ベスト3〉
1.ブルーベリー
2.すもも
3.ぶどう
〈飲料編ベスト3〉
1.赤ワイン
2.コーヒー
3.緑茶
〈野菜編ベスト3〉
1.ケール
2.赤たまねぎ
3.ほうれん草
フラボノイドを多くとる摂取方法とは
フラボノイドには多くの種類がありますが、どれも抗酸化作用があるため多く摂取することで、若く健康でいられるということがわかっています。
平均的な食生活を送っている人であれば最低限のフラボノイドは摂取できていると考えられますが、普段から野菜が不足している人は摂取量が少なく注意が必要となります。
フラボノイドは水に溶けやすいため、野菜を煮ると煮汁に出てしまいます。
熱によってフラボノイドが壊されることはありませんが、煮たり茹でたりすることで野菜の中のフラボノイドは減ってしまいます。
多くのフラボノイドを野菜から摂取するには野菜スープやシチューなどにして汁ごといただくのが良いでしょう。
お茶やコーヒーなどは手軽にフラボノイドが取れるので便利です。
しかしコーヒーはカフェインが多いので取りすぎには注意は必要です。
まとめ
今回はフラボノイドについて多く含まれる食品、種類やランキングについてみてきました。
フラボノイドとは色素の成分であり数多くの種類があることが分かりました。
主な効果は抗酸化作用ということで、体の中をさびさせない効果があり、いつまでも若さを保つことができます。
フラボノイドは取りすぎても体に問題はないようです。
普段の食事から効率良くとるようにしましょう。
野菜が不足していると感じる方に1番お手軽なのはお茶を飲んで摂取する方法です。
フラボノイドはがんの予防にもなります。
普段から意識してとることを心がけていつまでも健康でありたいですよね。