熱中症は子供がなりやすいといったイメージもありますが実は大人でも熱中症になることはよくある話です。
熱中症になるとどのような症状なのか?熱は出るのか、風邪との見極めが難しいように思いませんか?
この記事では熱中症になったときの、症状や風邪との見極め方や対処の仕方を紹介します。
目次
熱中症で微熱が続き下がらないことはある?
熱中症になったことのない人は熱中症になると熱って出るの?と疑問に思いますよね。
私自身は熱中症になった経験はないのですが以前に私の夫が熱中症になったことがあります。
そのときは微熱と吐き気、倦怠感といった症状でした。
熱中症になると、実は微熱が続くのです。
なぜなら、熱中症とは体の中に熱がこもっている状態なのです。
人間は汗をかくことで、熱を体から放出させるのですが汗を大量にかき、体の水分が失われてくると、体から熱を出すことができなくなります。
それに伴って体温も上昇していくわけなのです。
微熱程度の熱なら正しい処置を行えば、2〜3日で熱も下がります。
早ければその日のうちに熱が下がることもありますので心配はありません。
しかし、注意しなくてはいけないのは体温が40度を超えたときです。
そのようなときは速やかに受診するようにしましょう。
熱中症と風邪との違いを見極めるには?
風邪と同じように発熱を伴う熱中症を見極めるのは難しいですよね。
ですが、風邪と熱中症の違いを覚えておくことで見極めもできるようになり、命の危険に陥ることを回避できるでしょう。
【風邪の場合】
ウイルス性の風邪の場合は、体内に入ってきたウイルスを攻撃するために体温が上昇します。
ウイルスを攻撃し終わると体温は下がります。
そしてその時点から汗をかくようになります。
風邪の場合は、熱の他に咳や鼻水などの症状があります。
また、ウイルスを攻撃するために体が意識的に体温の上昇をしているので、ある程度のところまでしか熱は上がりません。
【熱中症の場合】
熱中症は重症化するにつれ、汗をかくことはできなくなります。
そのため、熱は上がり続け下がらない場合があります。
熱中症は、体温調節機能が失われているため、命に危機が及ぶ42度を超える高熱が出ることもあります。
また熱中症の場合体温の変化が激しく、先ほどまで平熱だったのに急に高熱になっていたという場合もあります。
このように風邪と熱中症では明らかな違いがあるため、この辺りをおさえておくと違いを見極め対処できるでしょう。
また、熱中症になりやすい環境にいた場合は熱中症の可能性が高いと言えます。
例えば…
○ 炎天下の中や暑い室内でのスポーツや労働を長時間していた場合
○ 水分補給を十分にしていなかった場合
○ 暑い日に外に出るのに帽子をかぶっていなかった場合
このように、熱中症になり得る状態にいた場合は、熱中症を疑って対処するのがよいでしょう。
熱中症で微熱が続く時の対処法は?
熱中症で微熱が続いているときの対象法を紹介します。
○ 涼しい場所にいる
クーラーの効いた涼しい部屋にいるようにしましょう。クーラーの効きすぎもよくありませんので、注意してください。
○ 体を冷やす
- 体の熱を外に放出できるよう、できるだけ窮屈でない服装で過ごしましょう
- うちわや扇風機を使って体を冷やしましょう
- 氷(アイスノン)で首、脇の下、太ももの付け根を冷やしましょう(ここの近くには太い血管が通っています。冷やすことで体の熱を下げるのに効果的です)
○ 水分補給
意識がはっきりしている場合…電解質を含んでいる飲み物を飲みましょう。スポーツドリンクや経口補水液がオススメです。
めまいがあったり、意識が朦朧としている場合…病院へ行き点滴をしてもらって水分補給しましょう。
微熱が続いている場合は、このように正しい処置をすることで熱は下がります。
しかし、なかなか熱が下がらない場合は早めに病院を受診することをオススメします。
また微熱が下がっても油断はできません!免疫力は低下している状態なので、再び熱中症になる可能性は高いのです。
微熱だからと油断はせず、しばらく大人しくしているようにしましょうね。
まとめ
熱中症は恐ろしく重症化すると、命に関わる場合があります。体温の変化も急に起こることがあります。
微熱だからと油断せず、怪しいなと思ったら日陰やクーラーの効いた場所で休むようにしましょう。
その日のうちに熱は下がることもありますが、数日間微熱が続く可能性もあります。
しっかり水分を摂り、しばらくの間は大人しく過ごすようにしましょう。
抵抗力が落ちているので、熱中症にかかりやすくなっています。
また、40度を超える高熱が出た場合も早めに病院を受診しましょう。
正しい対処の仕方も覚えておくと、実際に自分や周りの人が熱中症になったときに焦らず対処できるでしょう。
まずは熱中症予防をして、熱中症にかからないように気をつけてくださいね。
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