皆さんは帯状疱疹という言葉を1度くらいは耳にしたことがあると思います。
症状と言えば“痛い・身体に発疹ができた”という症状で病院にかかる人が多いようです。私の周りにも何人か帯状疱疹にかかったという人がいました!!
いったいどんな病気なのか?
普段の生活での注意事項や、心がけることなど気になることをまとめました。
目次
帯状疱疹は自然治癒する?原因と対処法は?
帯状疱疹の特徴
- 水疱・帯状疱疹ウィルスによって起こる病気で、初めてこのウイルスに感染した時は水疱瘡(みずぼうそう)として発症する
- 体の“左右のどちらか一方”に刺すようなピリピリとした痛みを感じる
- 赤い斑点や水疱などの発疹が現れ、画像で確認すると帯状に赤く広がっている症状が多い
(特に胸や背中に斑点ができるケースが多い)
- 過労、加齢、ストレスが主な原因の他、糖尿病、がん、免役抑制剤の服用など、“免疫力低下”で起こりやすい
- 子供~大人まで発症するリスクはありますが、特に50歳~70歳代に多く、日本では5、6人に1人は帯状に疱疹になるというデータもあるそう
- 発疹が乾いてかさぶたになるまで他人への感染の可能性、空気感染の可能性がある
(免疫力の弱い人、水ぼうそうにかかっていない幼児や子供などには特に注意)
*余談*
帯状疱疹の薬代が高い
今はジェネリックも出ているので安くはなってきていると思いますが、中々お薬代が高いです。ウィルスを撃退する高ウィルス薬が高いのです。
私は薬局勤務だったのでお薬代を請求する際、皆さんかなり驚愕していました。
当時は7日分・3割負担で7000円以上だったので(苦笑)
帯状疱疹の予感がした場合は医療費の心の準備もしておきましょう。
調べでは“発疹は治療しなくても20日程で治る”と言われてるようで、自然治癒は可能かと思います。
が!!症状で上げられている“痛み”!!個人差はあるものの本当に痛いとか・・・
タオルや服が触れたり擦れたりして痛みを感じたり、激痛で入院する人もいるようです。
私としては痛みや発疹が出た時点で確実に病院にかかりますね。
しかし、帯状疱疹に最近かかったと言うタイムリーな友人(34歳)は、なんか身体が痛いな~と思った後、身体に痛痒い発疹が出来ていて広がっているような・・・という感じだったそうです。
なかなか治らないからとりあえず病院に行ったら「帯状疱疹の治りかけです」って言われた!という話でした。
相当痛いと聞いていたのですが、彼女はおそらく病院に行かなくても治癒したんだろうなと思います。
年齢からしても、バリバリのキャリアウーマンというやつで過労とストレスなのではないかなと思います。
対処法
- 皮膚科を受診
- 水ぶくれは破らないようにする。破れてしまったときはガーゼで覆うなどして感染を防ぐ
- 発疹を触ったら手を洗う
- タオルなどを共有しない
※水ぼうそうと同じだとういう事を頭に入れておきましょう - 冷えが痛みを酷くするそうなので患部の冷えに注意し、血行を良くする
- 入浴は医師の許可をもらう
自然治癒も可能ですが放置した場合、高熱や頭痛などの全身症状のほか、神経痛の後遺症が残る場合があるそうです。
発疹がでてから3日以内に治療を開始することが望ましいそうです。
症状が現れたら早めの受診を!
帯状疱疹のときにアルコールは飲んでいい?
医療機関勤務だとあるあるの「お酒は飲んでもいいですか?」という質問。
そして毎回「病気なんだから、せめて治るまで控えれば?」と内心思ってしまうわけです。もう死期が近いので好きなことをしたいと言う人なら話は別ですが・・・
薬を服用している場合「アルコールは控えましょう」が鉄則です。
絶対に飲んではダメ!ということは言われないと思いますが、飲まない方が望ましいです。
しかし飲むも飲まないも個人の自由なわけです。ダメと言ってもお酒を飲む人は飲むわけです。以下の理由で納得して頂ければ幸いです。
帯状疱疹は皮膚や神経が炎症を起こしている状態にあります。アルコールを摂取することで血管が拡張して炎症を酷くする恐れがあるそうです。
飲酒は控えてできるだけ身体を休めましょう!
いつからアルコールは飲んでもいいか?ということですが、医師の許可をもらうことが一番安全な飲酒への近道です。
自分で治ったなと思っても実はまだ治りきっておらず、飲酒によって炎症をぶり返してしまうこともあるかもしれませんよ。
最低でもお薬を服用している期間は控える必要がありそうですね。
アルコールで痛みや発疹は和らぎません。
帯状疱疹でおしりが痛くなることもある?
この疑問についてですが、帯状疱疹は主に上半身に症状が出る人が多いので、お尻が痛くなるという症状の人はとても少数派ではあります。
帯状疱疹の前兆として椅子に座ると違和感やピリピリした症状があるという人がいます。
他には帯状疱疹と似たような症状でヘルペスという病気もあり、部位におしりが入っていました。
水疱や痛みは同じでも帯状疱疹の特徴とは少し違うなと思ったらヘルペスの可能性も!!
素人でも判断は難しいようなのでやはり皮膚科でしっかり診察しましょう。
まとめ
帯状疱疹は自然治癒も可能ですが、痛みや水疱などの発疹があることから医療機関の受診をおすすめします。
放置した場合、神経痛などの後遺症が数ヶ月~一生続くという例もあるそうです。
体に違和感があったら3日以内に受診をして高ウィルス薬の服用を開始しましょう。
50歳代からの発症が多いため、帯状疱疹発症予防のためのワクチン接種も行っているそうです!気になる方はお近くの医療機関にお問い合わせください。
また免疫力の低下や過労・ストレスで若い人でもなる可能性もあります。
規則正しい生活や適度なストレス発散をして心と体のリフレッシュをするのも予防です。
中にはお酒を飲むのがストレス解消という人もいるかもしれませんが万が一、帯状疱疹になってしまった場合は少しの間アルコールは控えましょう。