花粉が舞う季節になると、毎年流行するのが花粉症です。
この花粉症には、かなり多くの人が悩まされているのではないでしょうか。
花粉症の症状の中でも、とくに鼻水は、かんでも次から次へと流れ出してきますよね。
これがなかなかつらいのです。
接客業をしていたりすると、かみすぎると鼻は真っ赤になるし、マスクしていてもずっとすすっていたりして、お客様にも不快に思われてしまいます。
では、あるツボを押すことで、その鼻水が止まるとしたら?
試す価値はありますよね。
鼻水を止めるツボを調べてみたので、ご紹介します。
目次
花粉症で鼻水が出るメカニズムは
花粉症というのは、杉やヒノキなどの花粉が飛散する時期に、それが原因で流行するアレルギーの一種です。
私たちの体は、外から異物が入ってくると、それを受け入れるか排除するか考えます。
もし、排除すると体が判断した場合、その異物に反応する抗体を作り出します。
その抗体は、花粉という異物が侵入してくるたびに作られるので、どんどん体に蓄積されていきます。
それが一定量に達し、そこに再び花粉が侵入してくると、異物を排除しようとして、アレルギー反応を起こす物質が分泌され、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状を起こすのです。
鼻水は、私たちの体が、花粉という外からの異物を、体外へ排除しようとしている反応なのですね。
花粉症で鼻水を止めるツボは
では、その鼻水を止めることができる「ツボ」はあるのでしょうか。
花粉症による鼻水を止めるために効果的なツボは、私たちの体にはいくつかあります。
① 上星 (じょうせい)
顔の左右の中心と、髪の生え際から2センチくらい上に上がったところです。
② 睛明 (せいめい)
鼻の付け根の両わきにあります。
鼻づまり、鼻水、他には目のかゆみにも効果的です。
③ 鼻通 (びつう)
迎香のツボの少し上にあり、鼻の左右、縦に長さをとったときの真ん中にあるくぼみのところです。
④ 迎香 (げいこう)
小鼻の横、左右の最も広がった部分の横にあります。
鼻水、鼻づまり、鼻血、他は顔の血行促進やむくみにも効果的なツボです。
これらの他にも、花粉症による症状に効果的なツボは多くあります。
鼻づまり、目のかゆみ、くしゃみなど、他の症状にはまた違った場所のツボが効果的のようですよ。
鼻水、鼻づまりには、1番は「迎香(げいこう)」ですかね。
効果的なツボの押し方は
では、そのツボの押し方ですが、基本的にはゆっくりと時間をかけることが大切です。
入浴後や就寝前など、リラックスして行えると、さらに効果的ですよ。
一回に3〜5秒ほどかけて、ゆっくりと気持ちがいいくらいの、少し強めの力でツボを押して下さい。
鼻水、鼻づまりにとくに効果的だという、「睛明」や「迎香」は、両手の人差し指を擦り合わせ、少し摩擦で温めてから、鼻を中心に挟むようにして、睛明から迎香まで押し揉んで下さい。
「睛明」は親指と人差し指で、つまむようにして押してもいいですし、「迎香」は両側から、ゆっくりやさしく挟むように押してもいいですね。
また、最近だと、百貨店などでツボ押しグッズなども多く売られているので、グッズやまたはペンの先、つまようじなど、自分に合った道具を使ってみても良いかもしれません。
ただ、妊娠中だったり、お酒を飲んでいるとき、体調が悪く熱があるときなど、ツボ押しに適していないタイミングもありますので、そのような時はツボを刺激するのは控えて下さいね。
ツボ以外で鼻水を止める方法は?
ツボを押す以外でも、つらい鼻水を止める方法はあります。
それもいくつかご紹介しますね。
蒸しタオルを鼻に当てる
これは、お風呂に入ってる時に鼻水が止まったりするのと同じで、温めると鼻の通りが良くなって、鼻水の量も減り、スッキリとしますよ。
首元を温める
実は首にも、鼻水に効果的なツボがあるのです。
「大椎(だいつい)」といわれるツボが、首を前に倒した時に、出っ張る骨の下にあるので、そこを温めることで、血行が良くなり、鼻の不快が緩和されます。
温めた後にツボを押しても、さらに効果的ですよ。
一瞬で鼻水を止める方法!
これは人前だと恥ずかしいかもしれないですが、即効性があります!
まず、息を全て吐き切る。
次に、吐ききった状態のまま鼻をつまむ。
そして、鼻をつまんだ状態で、上を向いたり下を向いたりします。
たったこれだけの動作を、何回か繰り返すだけで、嘘のように鼻がスーッと通りますよ。
まとめ
花粉症の季節は、アレルギーがある人には、とても厳しい時期です。
鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、くしゃみなどなど、たくさんの症状がある中で、せめて鼻水だけでも改善したいですよね。
正しいツボの場所を覚えて、正しい押し方が出来れば、徐々にでも改善が見えてくることでしょう。
つらい花粉症と上手に付き合っていけるよう、少しでも参考になれば嬉しいです。
ぜひ試してみて下さいね。