お気に入りの下着は、誰にでも1つくらいありますよね。
着心地が良くて、一日置きに、洗濯したらすぐにでも着てしまうこともあるでしょう。
そうしてるうちに、ゴムが伸びたり、よれてしまったり、黄ばみが取れなくなって、早い段階で買い替えなきゃいけなくなることも多いのではないでしょうか。
綺麗な下着を身につけると気持ちもスッキリしますし、直接肌に触れるものなので、清潔に保ちたいですよね。
そんな下着ならば、主婦としては家計のためにも、出来るだけ長持ちさせたいものです。
中でもパンツの黄ばみは、なかなか取れず、いつも汚れと格闘している方も多いはずです。
誰もが一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。
パンツの黄ばみには種類があり、それぞれ落とし方も違います。
今まさにパンツの黄ばみで、新しいものを買い換えようとしている人に、耳寄りな情報をお伝えしましょう。
目次
パンツが黄ばむ原因とは
いつの間にかできている、なかなか取れないパンツの黄ばみは何が原因なのでしょうか。
主な原因としては、4つあります。
1.付着した皮脂や尿が酸化したもの
ワイシャツの襟が黄ばむのも、この皮脂によるものです。
尿自体も黄色い色をしていますので、洗濯で落としきれなければ黄ばみとして残ります。
さらに繊維に染み込んだ尿素が酸化をすることで汚れがなかなか落ちにくくなります。
汚れが付いた早い段階で落としきることが対策になります。
2.女性の場合のおりものによる汚れ
女性ならではのおりものも黄ばみの大きな原因と考えられます。
下着が汚れないように、おりものシートなども売られてますが、肌に合わず、使用できない人もいます。
皮脂や尿、おりものなどは、タンパク質の汚れなので、出来るだけ早く対処すると落ちやすいですよ。
3.脇や陰部にあるアポクリン汗腺から出る汗の成分の色素がついたもの
アポクリン汗腺は主に脇の下にあることで知られていますが、陰部にも存在します。
アポクリン汗腺から出る汗の中には、「リポフスチン」という黄色い色素が含まれています。
汗の成分の色素沈着による黄ばみは、よく白いTシャツの脇が黄ばむのと同じで、とても頑固な汚れです。
これは洗濯洗剤では落ちないですし、普通の漂白剤でもなかなか落ちないので、綺麗に洗うのは苦労しますね。
4.経血による汚れ
こちらも女性ならではになりますが、血液はシミになるとなかなか落ちないことでも有名です。
繊維の奥に付いた血液が時間の経過で黄ばみの元になっていきます。
簡単なパンツの黄ばみの落とし方
パンツの黄ばみの原因によって、対処の仕方も違ってきます。
女性であれば、おりものによる汚れの可能性も高いですが、なんにせよ、タンパク質の黄ばみは繊維の奥まで汚れが入っていってしまう前に、出来るだけ早く対処して下さいね。
1.たんぱく質の黄ばみには
- 皮脂や尿、おりものによる、タンパク質の黄ばみの場合は、熱湯など高温の熱が加わると固まり、汚れが落ちにくくなってしまいます
- だからといって、冷たい水よりはぬるま湯の方が、石鹸の洗浄効果は高くなるので、ぬるま湯で行いましょう
- タンパク質の汚れは、固形石鹸を付けて手洗いすると、ほとんど落ちます
- 強くこすると生地を痛めやすいのでやさしく揉むように洗いましょう
2.汗の成分による黄ばみには
- 汗の成分の色素沈着による黄ばみの場合は、重曹ペーストで手洗いしましょう
- 重曹に水を加えてペースト状にし、汚れに直接こすって洗います
- もし、それでも落ちないようであれば、重曹を溶かした水につけおき洗いして下さい
- 重曹には消臭効果もあります染み込んだ汗の臭いも消えます
重曹は今や100円ショップにも売っているほど、世の中に浸透していて、どの家庭にも必ずあると言ってもいいほどではないでしょうか。
高い洗剤や漂白剤を買わなくても、重曹を使う、この方法で、大抵の黄ばみは落とせるはずですよ。
3.それでも落ちにくい黄ばみには
- もし汚れが落ちないようであれば、酸素系漂白剤をぬるま湯に入れ、つけおき洗いをしましょう
- あまり長い時間、つけおきすると色落ちする可能性もあるので、真っ白なもの以外は2時間以内で、すすぎ洗いして下さいね
パンツが黄ばむのを予防するには
黄ばみの原因は様々ありましたが、一番の原因は時間の経過によるものです。
なによりの予防法は「とにかく汚れたらすぐに洗う」ことです。
女性の方であればおしゃれな下着はずっときれいに使いたいですよね。
それには「おりものシート」や「尿取りパッド」で汚れをそもそも付けないのがいいでしょう。
あとは、ご自身のデリケートゾーンをいつも清潔に保つことも予防になります。
パンツを綺麗に長持ちさせるには
いくら頑固な黄ばみがついているからと言って、いつもいつも、パンツをこすり洗いしていたら、生地もすぐ傷んでしまいます。
なかなか取れない汚れを、どうしてもゴシゴシこすりたくなりますが、出来るだけつけおき洗いをしましょう。
あと、長持ちさせたいからといって、「洗わない」というのは、衛生面はもちろん、汚れが落ちにくくなる原因になるので、やめて下さいね。
汚れや黄ばみは、付いたらその日のうちにすぐ洗いましょう。
早めに対処して、早めに汚れを落とせば、綺麗な状態を保てるので、お気に入りの下着も長持ちさせられますよ。
洗濯機で洗う場合は、必ずネットに入れ、出来るだけ他のものと一緒に洗わないようにしましょう。
他のものとの摩擦などで、生地を痛めてしまいます。
下着はつけおきして、やさしく手洗いするのが、一番の長持ちさせる方法ですよ。
まとめ
「パンツは消耗品だから、黄ばんだらすぐ捨てる」という友人がいますが、パンツなどの下着類は毎日必ず身につけるものですし、頻繁に買い換えるとなると、意外にお金もかかるものです。
私としては、パンツ1つでも家族の分と考えると、その金額もバカになりません。
なので、出来るだけ長持ちさせたいのです。
黄ばみを見つけたら、早めに手洗いで汚れを落とす。
重曹を有効活用する。漂白剤はゴムなどをあまり痛めない、酸素系漂白剤を使い、つけおき洗いする。
これを心がけることで、パンツを含め、下着類が少しでも長持ちするようになるでしょう。
ぜひ試してみて下さいね。