アニサキス食中毒が話題になっていますね。
お笑い芸人の渡辺直美さんや庄司智春さんが苦しんだことで注目されることになりました。
誰でも身近に起こる可能性があるアニサキス食中毒ですので防止する方法やアニサキスの確認方法を知っておかなければと思い調べてみました。
今回はアニサキスについて詳しく見ていきましょう。
目次
アニサキス食中毒防止の豆知識
アニサキスが寄生する主な魚介類には以下のものがあります。
・サバ
・イワシ
・カツオ
・サケ
・イカ
・サンマ
・アジ
・ホッケ
・タラ
・メバル
アニサキスは一般的な料理で使う程度の酢〆・塩漬け・わさびなどでは死滅しないのだそうです。
では食中毒を予防するにはどうしたらいいのでしょうか。
アニサキス食中毒の予防法
1.加熱
アニサキスは火には弱いので70℃以上の加熱で一気に死滅します。
2.冷凍
-20℃以下で24時間以上冷凍すると死滅します。
冷凍で売られているんものは安全です。
3.内臓を生で食べない
新鮮な魚を選び内臓は取り除くこと。
魚の鮮度が落ちるとアニサキスは内臓からお腹の身の方へ移動するため注意が必要。
自宅で調理する場合
まずは加熱もしくは冷凍することが大事です。
それ以外にはどうすればいいのでしょう。
内臓用と切り身用でまな板を使い分けるのが重要です。
アニサキスは半透明なため見つけにくい場合がありますので内臓をとったまな板と身を切るまな板は使い分けた方が安全といえます。
その上で魚の身を細かく切ることでも防止することができます。
細かく切ることでアニサキスは死んでしまいます。
そして食べる時はよく噛んで食べることが重要です。
しかしアニサキスの体は強靭なので1口30回以上よく噛んでください。
アニサキス自体には毒はないので食べても問題はないようです。
しかし食感は違うようなので食べていて気が付いたらとても嫌ですね。
お店で買った場合
スーパーで売っている内臓がとっていない生魚はどうしたらいいのでしょうか。
スーパーで売っているものの中では「養殖モノ」は比較的に安全のようです。
アニサキスは海の中で最初にオキアミなどの魚の餌になるものに寄生をします。
その餌を魚が食べることによってアニサキスが魚に寄生するのです。
海外から輸入される「養殖モノ」は餌の管理が厳しくされているためアニサキスが寄生する可能性はかなり低いようです。
その反面「天然モノ」はアニサキスに寄生されている可能性が高くなります。
お店で食べた場合
高級料理店では「天然モノ」を扱うためアニサキスによる食中毒が出ることがあります。
プロの料理人が見ても身の奥に潜んでいるアニサキスは見分けがつきにくいようです。
この場合は非常に予防するのは難しいといえます。
回転寿司などは冷凍ものや養殖モノが多いので比較的に安心して食べることができるようです。
アニサキスの確認方法は?
アニサキスは目視で確認できます。
アニサキスの体長は11~37mm位といわれています。
十分人間の目でも確認できる大きさなんですね。
アニサキスは基本的に魚類などの内臓に寄生しますが必ずしも内臓にいるわけではないため注意が必要です。
内臓を取り除いたからといって安全とはいえないのです。
身の奥深くに寄生していることがあるのでよく確認して見ることが重要になってきます。
目で見えることができるので今後生魚を食べる際には注意深く見ていくしかないですね。
アニサキス食中毒の症状とは
人間の体内に入った場合アニサキスが成長することはないようです。
人間の胃酸は強いため4~5日でアニサキスは死滅するのだそうです。
ですのでほっといてもいずれは死ぬので問題はないのですがほっとくことが出来ない痛みに襲われます。
アニサキス食中毒は食後の数時間で激しい腹痛と嘔吐に見舞われます。
他の食中毒との違いは嘔吐物は胃液のみで下痢などの症状が一切見られないことです。
これがアニサキス食中毒の特徴です。
痛みの原因はアニサキスが胃の中で胃壁を食い破ろうとするためにひどい激痛が起こるといわれています。
その一方で食い破るのではなくアニサキスがいることでアレルギー反応を起こすことによって腹痛が起きるという説もあるようです。
治療の方法は内視鏡などでアニサキスを取り除く方法が一般的のようです。
まとめ
今回はアニサキス食中毒防止の方法とアニサキスの確認方法について詳しく見てきました。
まずアニサキスは火に弱いというのが特徴ですね。
70℃以上で加熱することか20度以下で24時間以上冷凍することで死滅させることができるのでまずはこれをやりましょう。
これをやっていれば問題なく安全です。
生の魚を食べる時は目で見て確認すること。
アニサキスは目視でも十分確認できる大きさです。
食べないように取り除くことが大事です。
それ以外の予防としてはとにかくよく噛むことです。
アニサキスは食べても平気なのでよく噛んで殺してしまうのがよいでしょう。
できることなら食べたくはないですけどね。