子育てをしている上で必ず「子供が嘘をつく」ことに直面します。
嘘をつくことは特別珍しいことではありませんよね。
大人だって嘘はつきます。必ず1日に数回は嘘をつくと言うデータもあります。
「嘘は泥棒のはじまり」、「嘘も方便」と言うことわざがあるように、ついてはいけない嘘もあれば、時には必要な嘘もあるのです。
人はいつから嘘をつくようになるのでしょう。
私には2歳半の子供がいますが、他の子よりもお喋りが早い方で嘘泣きも含め一丁前に嘘をつきますよ。
ただすぐにばれてしまうような簡単なものです。2歳ですから!
それが“嘘”だと分かっているのか?というと多分違うと思います。
年齢に限らず会話がある程度成立するようになったら「嘘」という言葉の表現が始まり、だいたい皆さん3歳からと言う方が多いです。
幼児期の叱り方や嘘をつかせない方法ってあるんでしょうか。
目次
子供が嘘をつく原因は
こう聞かれた時、まず私が答えるとしたら「ただの成長過程でしょ?」と答えると思います。
もちろんこれも正解でした。
嘘をつく原因の前に嘘ってどういうこと?
2歳児や3歳児の場合
- 昨日食べていないものを、昨日これ食べたね!と言うものや、絵本に載っている食べ物を見て食べる仕草をするというもの
現実には起こっていない事を表現する、架空や想像と言われるものでした。
これは嘘と呼ぶのは気が引けますね。
だってオママゴトごっこや電車ごっことかも嘘という事になりますもんね。
実は空想や想像を膨らますことは成長においてとてもこの時期は大切だそうです。
度を超えない程度にどんどん伸ばしていきたいですね。
- うんちやおしっこをしてオムツが濡れているのにしてないと言うもの
これは完全に嘘だと思うのですが、大体この嘘をつくときは遊びやテレビに夢中になっている等
「今はやりたくない」という時につくことが多い気がします。
4歳~
- お腹が痛くないのに痛いと言ってみるというもの
親や誰かの気を引くための嘘に感じますね。
- 飲み物をこぼしてしまったのに、やったのは自分じゃないというもの
自分を守るための嘘と言われています。
嘘にはたくさんのパターンがありますが、子供だってちゃんと原因があって嘘をついているのです。
その他の親の愛情不足、影響、病気というのもあげられていました。
子供のつく嘘で調べてみると、「子供の嘘は親が原因」というタイトルがたくさんでてきます。
親の原因、それは愛情不足によるものだそうです。
共働きが多い現在、子供に時間を費やせる時間は減ってきていると言えるでしょう。
子供に接する時間が多いに越したことはないと思いますが、ずっと一緒にいて虐待してしまう親だっているのです。それでは意味がないですよね。
例え子供と接する時間が短くても中身を濃いものにしていければいいですよね。
子供が嘘をついたときの叱り方
察しがつくとおり大ざっぱに言うと「頭ごなしに怒ってはいけない」が正解です。
細かく挙げると
- 感情的にならない
- 理由を言わずに叱らない
- 嘘を認めたら褒めてあげる
- 普段と嘘をつかれたときの接し方を変えてみる
と言うのが調べてみた叱り方でちょっと勉強になったものでした。
でもこちらがイライラしていたり、時間がなかったりするとつい自分の感情を上乗せして叱ってしまう事が多く、意外に難しいんですよね。出来る限り実践していければいいなと思います。
そして年齢に応じた叱り方もとても大事なんです。
2歳児、3歳児の場合
悪気があってつく嘘ではないということが大半だと思うので、あまり叱ったりせずに成長の一部だと思って受け止めてあげましょう。
まだまだ嘘と言っても本当に可愛いもので私も「そうなんだ!」「それは違うんじゃない?」「うそでしょ~」と笑って対処できるくらい可愛いものです。
4歳~
もう善し悪しを区別が出来る子も多くなり、人の気持ちを考えた嘘もつけるようになるそうです。
いわゆるお世辞というものですね。
まだまだ大人からみると直ぐばれるような嘘も多いようです。
そんな時はきちんと向き合って、どうして嘘をついてしまったのか、どうしたいのか、子供の気持ちを一番に考え対処することが良いそうです。
子供に嘘をつかせないようにする方法とは
嘘が時には大切なように、その嘘によって大変な事件が起こってしまったりすることがあります。
そんな大変なことにならないようにという意味で嘘をつかせない方法を調べました。
1 厳しくし過ぎない
嘘をつくことで常に自分を守ろうとしてしまいます。
2 嘘をついたことを責めすぎない
責めすぎると、本当のことを言いづらくなってしまいます。
3 嘘ばかりついてはいけないと教える
童話でも「オオカミ少年」や「ピノキオ」も効果があったというママもいます。
絵本を使ったりして教えることも一つの手だと思います。
子供が嘘をつかなくなる絵本という動画もあったので参考にしてみてください。
4 子供が親に本当の事を言える環境をつくる。
叱ることは大事、でも本当の事を言えたときはたくさん褒める。
5 親である自分が嘘をつかない。
ウソも方便という形で使っていますが、これは我が家では反省しなくてはと思いました。
大人が子供に嘘をつくと子供にどんな影響を及ぼすのかという実験例がありました。
詳しく知りたい方はこちらのサイトが参考になります ↓
「https://allabout.co.jp/gm/gc/442371/」
まとめ
「嘘」は人には必要不可欠なものです。
既に象像、空想、架空のものを含め2、3歳から人は嘘をつくようになります。
嘘を“嘘”とはっきり認識するようになるのは4歳からが多いようでした。
嘘をついてはいけないと一丸に言えませんが、
せめて子供のときくらいは素直に育ってもらいたいですよね。
それは子供への親の接し方がとても深く関わっています。
ただ頭ごなしに叱るのではなく原因や理由を親側も理解し、特に幼少期は子供と向き合えるよう子供が大人になる為の必要な土台作りをしていきましょう。