蛍の寿命は何日?実は意外と長い!口がないの?!光るのはなぜ?

毎年初夏がやってくるとやってくるの綺麗な時期は、日本人ならみんな楽しみですよね。

蛍の時期になると、川辺に蛍を探しに行って蛍の作り出す幻想的な世界を見にいく人も多いでしょう。

種類は世界に4000種もの蛍がいるのです。そのうちの40種ほどが日本にいる蛍なのです。

日本でよく見かける蛍と言えば、

・ ゲンジボタル

・ ヘイケボタル

・ ヒメホタル

などが有名どころですよね。聞いたことのある、見たことのある人も多いでしょう。

夏休みなどの自由研究の題材として「蛍」を選ぶ子供多いのではないでしょうか。

この記事では、自由研究に参考になる、蛍の秘密について紹介しますね。

 

 

目次

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蛍の寿命は何日?

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私が子供だった頃、蛍の寿命は1週間ほどと言われていました。1週間ってなんて短いのだろうと思っていたのをよく覚えています。

私も自由研究の題材に蛍を選んだことがあります。蛍の寿命が1週間ほどだと思っていたので、蛍の一生を知りたいなと思い調べたことがあります。

正確には蛍の寿命は成虫になってから約2週間と言われています。卵の頃からだと、思っていたより蛍の寿命は長いのです。

蛍の卵は産み落とされてから、約30日で卵から幼虫にかえります。そしてさなぎになるまでの間、約5回脱皮を繰り返しながら成長していくのです。

そしてさなぎになってからは約10日で羽化して成虫になるのです。羽化してすぐはまだ羽も柔らかく飛ぶことはできません。

なので、羽が硬く黒色になるまで4日ほどは土の中で過ごしているのです。つまり卵からの蛍の寿命は約1年ということです。

 

蛍の成虫は口がないから食べないって本当?

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蛍に口がないという話は知っていますか?口がないと何も食べられないのだから、口がないはずがないと思いますよね。

実は蛍の成虫には本当に口はありません幼虫から成虫に成長する過程で、口は退化してしまうのです。ですから、成虫の蛍は食べ物を食べることができません

では、どうやって成虫は生きているのか気になりますよね。

成虫になってからは夜露などの水分や、幼虫の時に蓄えた栄養素のみで生きていくことになるのです。ですから、成虫になってからの寿命が短いわけなのです。

 

 

蛍はなぜ光るのか?

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蛍の卵や幼虫が光る理由ってなに?

蛍はどの成長段階で光始めるか知っていますか?大勢の方が、成虫になった段階で蛍は光り始めると思っているのではないでしょうか?

実は蛍は卵や幼虫の段階でも光りを放っているのです。ではなぜ卵や幼虫が光りを放つのか説明します。

それは敵から自分の身を守るために光りを放つと言われています。光ることで、敵は怖がって卵や幼虫には近づいてこないというわけなのですね。

寿命が短い分卵や幼虫のうちから、生き延びるために必死なわけです。

成虫の蛍が光りを放つ理由はなに?

小さい頃は生き延びるため、外敵から身を守るために光りを放っていた蛍ですが、成虫になると蛍が光りを放つ理由が変わってくるのです。

では、成虫はどのような理由で光りを放つか説明していきます。成虫の蛍は、結婚相手を探すために光りを放っているのです。

言葉を話せない蛍にとって、光りを放つことはコミュニケーションの手段なのですね。実は、オスとメスで光り方に違いもあるのです。

メスは弱い光りを放ち、葉の上などにとまってオスを待っています。オスは宙を飛び好みのメスを探しているのですよ。

前に話した通り蛍は成虫になってから、約14日しか寿命は残っていません。その間に蛍のオスとメスは出会って、子供を産まなければいけません。

ですから、光ることでお互いに好みの相手を見つけているのです。自分の子孫を残すために残された14日間を必死で過ごすわけなのですね。

蛍の光るしくみって?

蛍が光る理由はわかりましたか?では、どうして蛍は光りを放つことができるのか知っていますか?

電池や電球が体の中にあるわけでもないのに、光ることができるって不思議ですよね。ここからは蛍が光る仕組みについて説明しますね。

蛍にはいわゆる発光器のような働きをする仕組みがあります。そこで、発光するための物質のルシフェリンと酸化を促す働きをするルシフェレーゼが合わさることで光ることができるのです。

発光層と反射層という2種類の層があり、とても綺麗な光りを放つことができているわけなのですよ。

 

まとめ

蛍の秘密について詳しく説明しましたが、いかがでしたか?実は光りを放たない種類の蛍もいるのですよ

光りを放たない蛍は、匂いを放ち結婚相手の蛍を探しているのです。様々な蛍がいますが、寿命はやはり1年間ほどで成虫になってからは2週間ほどです。

大人になった蛍は、自分の子孫を残すことだけに集中しエネルギーを使います。ですから、口もなくなってしまい食べることもせず光りを放ち続けるのです。

限られた短い寿命を、精一杯生きている蛍だからこそ蛍の放つ光りは幻想的で綺麗なのでしょうね。

この記事を読んで、蛍に興味を持った人はぜひ実際に本物の蛍を鑑賞し自由研究をしてみてくださいね。

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