毎日のデスクワークやパソコン、スマホでの操作で現代では若い方の間でも肩こりに悩まされている方が増えているようです。
肩がこってくるとそれによって頭痛が起きたり、酷い時には吐き気をもよおすこともあり非常に苦痛です。
しかし、普段の生活習慣はなかなか変えられないのが今を生きる悲しい我々の習性です。
肩が重い、頭痛がつらい、吐き気がする、どうしたらこの不快な症状を取り除けるのでしょうか。
詳しく見ていきたいと思います。
目次
肩こりからくる頭痛の原因は?
肩がこる主な原因は筋肉疲労によるものです。
人間の体は骨と筋肉で支えられて出来ています。
骨だけでは人間の体は崩れてしまうため、骨には筋肉がくっついていて前後左右にテントのロープを張りめぐらすようにバランスをとって骨を支えています。
しかし、長時間のデスクワークや悪い姿勢により、筋肉のバランスが崩れた状態が続くことによって筋肉は疲労を起こします。
パソコンをやっている姿勢を思い浮かべてみてください。
前かがみになって、背中は丸くなり、頭は前に出ています。
両肩、両腕がキーボードとマウスを使うために前に伸びている状態です。
頭の重さは5~6kgあると言われていますが例えるのならボーリングの玉くらいの重さがあるんです。
前にかがんだ状態の重い頭を首の筋肉がずっと支えて続けているわけです。
支えている筋肉は常に張った状態で毎日8時間過ごしていることになります。
首と肩は同じ筋肉が繋がっています。
また両肩、両腕が常に前に出ているときというのは、背中にある肩甲骨という大きな骨が左右外側に開いた状態が続いているということになります。
これにより背骨と肩甲骨を繋いでいる筋肉が常に張った状態になってしまっています。
筋肉は引っ張られている状態が長時間続くと柔軟性を失って硬くなってしまいます。
ゴムが引っ張られて戻らなくなるのに似ています。
硬くなった筋肉は血流が悪くなり、酸素が不足したり疲労物質が作られていきます。
肩こりからくる頭痛の原因です。
肩こり頭痛吐き気をストレッチで解消!
骨を支えている筋肉というのはテントにバランス良く張ったロープのようなものだといいました。
つまりパソコンをしている姿勢というのは筋肉のバランスが崩れてしまっている状態なわけです。
筋肉というのは伸びたり縮んだりする性質があります。
前かがみの状態が続いているので首の後ろ側、首から肩、背中、肩甲骨まわりはずっと伸ばされ続けていることになります。
反対に首の前側、胸の筋肉、鎖骨まわり、おなかは筋肉が縮んだままの状態が長時間続いていることになります。
肩こりは筋肉のバランスが崩れてしまったことが原因でした。
このバランスを整えるには、、、
もうお分かりだと思いますが、
縮んでいる筋肉をストレッチしてあげれば良いのです。
簡単に言えば、デスクワークの姿勢と真逆の姿勢をとればいいのです。
①頭と首を後ろに倒します。
②両腕と胸を大きく広げます。
③背中をそります。
毎日8時間近く前かがみの姿勢が行われているわけですから、本来この真逆の姿勢を取り入れたとしたら同じ位の時間を入れないとバランスは取れないわけです。
しかし実際にそんなことは不可能なので作業の合間合間にこの姿勢を取り入れて少しでもバランスをとるようにしましょう。
まとめ
肩こりによる辛い頭痛や吐き気をストレッチで解消するをテーマに詳しく見てきました。
全ては姿勢の悪さからくる筋肉疲労が原因ということが分かりました。
予防としては姿勢を良くすることが肩こり防止の第一歩となります。
なるべく背中を丸めない、頭を前に出さないなど、パソコンのモニターの高さや椅子の高さなども気を付けて改善していく必要がありますね。
そして筋肉のバランスをとるためにストレッチは頻繁に取り入れることでこり難い体になっていきます。
こってしまう前に、疲れがたまる前に、予防でストレッチをがんがん入れていくと良いかと思います。
みんなで快適になりましょう。