1日のスタートで必ずと言っていいほど自然と気になってしまう天気予報。
お出かけされる方や普段お仕事されている方はもちろんのこと、その日特に予定はなくても今日の天気や明日の天気を調べてしまったりする人もいると思います。
私もその一人です。
特に意味は無いのですが天気1つで少し気分も違ってくるんですよね~。
天気予報はただ天気を予測するだけではありませんね。
雲の動き、風の強さや、波の高さ、乾燥や紫外線の事、春には花粉情報等々いろいろなことを教えてくれます。
中でも注目するのは降水確率や、雨が既に降っているときは降水量等に注目してしまいます。
そんな降水量ですが皆さんはどうやって計測しているか知っていますか?
降水量1mmとか10mmとか言いますけどいったいどのくらいなんでしょう。
雨量の測り方なんて意外ときちんと知らないんですよね。
少し興味を持った方は是非読んでみて下さい。
目次
降水量の目安は?10mmはどのくらい?
降水量とは
一応“降水量”の説明をきちんとしておきますね。
降水量とは地表に降ったもの(雨はもちろん雪や雹(ひょう)、霰(あられ)を含む)が流出したり蒸発したりせずに溜まった水の深さを計測したものです。
因みに雨だけを観測する場合は「降雨量」と言うようですよ。
降水量の単位はご存じの通り「mm(ミリメートル)」です。
降水量○○mmというのは1時間又は10分間などにどれだけ降ったかを示します。
降水量10mmとは?
流出したり蒸発したりせずに雨が降り続けると10mm(1cm)になるという事です。
そして10mmという降水量は表現で言うと、必ず傘が欲しいなと思うくらいの本降りの雨になります。
降水量の分かりやすい表現も記載しておきます。
1mm・・・・・傘が必要
3mm・・・・・・水溜りができる
5mm・・・・・・本降り
10mm・・・・・やや強い雨、家の中にいても雨の音が聞こえるくらいの雨
20mm・・・・・強い雨、大雨注意報レベル
30~50mm・・激しい雨、大雨警報レベル
50~80mm・・非常に激しい雨、又は滝のような雨
80mm~・・・・猛烈な雨
最近は異常気象なのか降水確率100mmや200mmと言ったニュースを度々耳にするようになりました。幸い私が住んでいるところは雨の被害はあまりないのでありがたいです。
降水量の測り方は?雨量計は自分でも作れる
降水量の大体が分かったところで、次に疑問なのは降水量の測り方です。
どのように雨量を測っているかと言うと
直径20cmの漏斗型の受水器を使って機器内に入った降水の量を測る方法で代表的なものは2種類だそうです。
「貯水型雨量計」
分かりやすく言うと貯水ビンに溜まった雨量を測る方法。
簡単な説明でも比較的イメージしやすいですね!
デジタル大辞泉より引用
「転倒ます型雨量計」
日本庭園でよく見られる鹿威し(シシオドシ)をイメージして下さい。
竹の筒に水が溜まると重みでカーンと音がなって水が移動する仕組みです。
水が移動した回数で雨量を測る方法だそうです。
多くの機器が0.5mmの水が溜まると移動するそうです。
デジタル大辞泉より引用
雨量計は自分でも簡単に作れる
また自身でも日常にあるもので簡単に降水量を測れる方法があるそうで、作製してみたい!!!という方の為に載せておきます。
「http://www.jma-net.go.jp/tokushima/kosaku/ame.pdf」
子供と作るのも楽しいかもしれませんね!
雨ではなく雪の場合の降水量の測り方は?
では雪についてはどう測るのかという疑問ですが、降水量の他にも“降雪量”という言葉でも表現しています。
降雪量については降った雪の深さを表すそうです。
そして雪をどうのようにして降水量として測るかと言うと、
雨量計についているヒーターで降った雪を溶かして一度水に変えてから測定するようです。
雪質などで降雪量=降水量とは言えないようですが、1cmの降雪量=1mmの降水量を大体の目安にしているそうです。
またまた余談ですが調べていて“降雪量”と“積雪量”の違いについても疑問の声があったので、私もつい調べてしまいました。
降雪とは決まった時間内に積もった雪の深さを降雪量といい、積雪とは今現在自然に積もった雪を測ることを積雪量というそうですよ。
天気予報の生中継で「現在○○で○○cm雪が積もっています」という表現をしているときは積雪量の事だと思ってください。
まとめ
降水量とはただ雨の量だけでなく地表に降ったものを全てに対して計測したものを言う事や雨の強さについても少し分かってもらえたかなと思います。
雨だけを計測する場合は降雨量ですよ!
雨量の測り方は主に2種類の計測器を使っています。
今回は降水量の他に降雨量・降雪量・積雪量についても少し書いてしまいましたが、調べてみると意外に面白く何気ない疑問が解消できました。
次回、天気予報を見るときは今日や明日のお天気以外にも降水量〇〇mmについても注目してみて下さい。
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