妊娠中…単身赴任の旦那さん優しいと思う瞬間、優しくないと思う瞬間

妊娠がわかると、多くの旦那さんは喜ぶことと思います。

なにせ、愛する女性との赤ちゃんです。

中には突然のことでびっくりしてしまう旦那さんもいることでしょう。

今回は「単身赴任」しているという限定された中での“優しい旦那さん”と「これはちょっと…」なんて思ってしまう“優しくない旦那さん”のことを、妊婦(私)目線でご紹介します。

まず、私たち夫婦は旦那の職業上、移動が多く、かつ期間もまちまちなので「旦那が(帰宅という意味で)帰る場所=私が住んでいる場所」です。

会えるのは有休や連休を利用し、ひと月〜ふた月に数日…。

私は結婚することを機に勤めている職場に退職届けを出し、妊娠中期まで働きました。

そんな私たちの、妊娠期間中の出来事です。

 

 

目次

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妊娠がわかった時の旦那さん

 

最初に私が体の異変に気付いたのは超初期妊娠の頃。

普段は出来ない口内炎と、生理期間中…要するにホルモンバランスが崩れた時にしか出来ないニキビが同時にできて「おや?」と思ったのが最初でした。

しかしずいぶん早い段階だったこともあり、次の生理予定日+1週間が経つまでは旦那には内緒にしていました。

そしてその時期が近くなり、少しフライング気味に検査薬を使用。

結果、見事な陽性が!ですが疑い深い私は少し間をおいてもう一度検査薬を使用…やはり陽性。

朝、さっそく旦那に電話をして報告すると、喜びと戸惑いが混ざったような声音で「本当に?」と返ってきました。

旦那の職場は単身赴任者が多いこともあり、なかなか子宝に恵まれない方もいるそうでそれを心配していたようなのですが…。

後になって聞いたところ、その日1日は仕事が手に付かなかったそうです(笑)

 

妊娠初期

 

流産やつわりなど、妊娠期間中に気をつけなければいけない期間。

ホルモンバランスの変化に伴い私たち妊婦の体にはいろいろなことがおきます。

幸い私は目立ったつわりはなかったものの、立ち仕事と力仕事、そして体調不良でも休めないという職場環境だったため心身共にストレスがかかる状態でした。

そんな中妊娠2〜3ヶ月頃、偶然旦那の仕事が家の近くになり2ヶ月程自宅からの勤務に。

一緒に暮らせると喜んだのもつかの間、今度は私の仕事が忙しくなりました。

業務の引き継ぎや通常業務の過多で帰宅時間も日付が変わる直前、なんてことも増え、ただでさえ安静にしなければいけない期間であったにも関わらず食事の準備も満足に出来ないことが多かったので旦那にもストレスがかかったことでしょう。

それなのに旦那は私の体を労ってくれ、慣れない鍋での炊飯(我が家に炊飯器はないので)を含む食事の準備や洗濯を手伝ってくれました。

仕事のストレスで帰り着いた途端、堰を切ったように泣き出した時も旦那は私が泣き止むまで抱きしめてくれたり、頭を撫でてくれました。

 

妊娠中期

 

この頃になると仕事の方も多少落ち着き、安定期に入ったので退職後に新婚旅行へ行きました。

旅行中の荷物は私のバッグ以外は全て持ってくれたり、長距離を歩かないようタクシーを利用したり、短い間隔で休憩をとるなどして気遣ってくれました。

旦那の優しさをたくさん感じていたのですが…旅行から帰ってすぐ単身赴任で離ればなれの生活に戻った頃から、旦那は「妊婦の私」に慣れてきたようで、よく出産後の仕事復帰について話すようになりました。

共働きが多い昨今、その考えにいたることは自然なことかもしれません。

しかし初産、それも常時旦那がいない環境の中で生後数ヶ月で子育てと仕事を両立してほしいと言われた時は驚きとショックがありました。

赤ちゃんは時間に関係なく必要であれば泣いて私たちに知らせてきます。

「ちょっと待って」は出来ないのが赤ちゃんです。

どんな生活リズムになるのか未知数の現状で仕事…それも保育所に預けるだけの価値(収入見込み)がある仕事を旦那は望んでいたのです。

今まで優しかった分、これにはさすがにガッカリしてしまいました。

 

 

妊娠中期から後期

 

お腹もずいぶん大きくなり、そろそろ早産などに気をつけなければならなくなってきた頃。

出産に対する不安や出産後の赤ちゃんのこと(陣痛や破水時の対処や、夜泣きなどの近隣への心配)や仕事復帰のことを考え、悩むことが増えました。

また、お腹の中で赤ちゃんが成長するにつれ、体に対する負担がとても大きくなります。

横になっても楽にならない腰痛や肩甲骨の痛みをはじめ、胃が圧迫されることによる食欲の減退、週に3〜4日は深夜の腹痛を伴う下痢などがはじまりました。

旦那には心配かけまいとずっと黙っていたのですが、ついに電話で話している時に泣いてしまい、全てではないものの、思っていたことや体調の変化のことを話しました。

すると翌日、突然無理をして旦那が帰ってきてくれたのです。

一緒に過ごした時間は短かったのですが、背中をさすってくれたり、後ろから抱きしめてくれながらずっと胎動を感じてくれていました。

今まで一緒に居られなかった分を取り戻しているかのような旦那の姿が、微笑ましく感じると同時に嬉しかったです。

実際に大きくなったお腹を見て考えも変わったようで、現在では「元気な赤ちゃんを産んでくれればそれだけでいいから」と言うようになりました。

 

旦那さんに優しくして欲しいなら、まずは自分から

世の先輩ママからはよく「旦那は頼りにならない」なんて聞きますが、我が家で実践しているのは「いてくれるとすごく頼りになる!」と言うこと。

そして「甘えさせてね」アピールです。

「私は無理して頑張ってるんだよ」と無言アピールをしても気がつかれないことの方が多いので、甘えさせてくれるところは思いっきり甘えて、それに対して感謝の気持ちをたくさん伝える。

「ありがとう」と言われて嫌な気持ちになる旦那さんはまずいないので、ほめ倒すくらいの気持ちでたくさんの感謝を伝え、頼りましょう。

もちろん、つらい時も「つらい」と言うことを忘れずに。

 

優しい、優しくないはお互いの気持ち次第?

 

いかがでしたでしょうか?

旦那さんが単身赴任で通常いないとなると不安になることも多く、日々の生活も大変です。

ですがだからこそ日常を助けてくれる身内や友人を大切にするのと同じかそれ以上に、旦那さんにも精一杯の「ありがとう」と「こうして欲しい」を伝えるようにしましょう。

妊娠は男性には出来ないことです。

だからこそ我慢せず、多くのことを伝え、理解してもらえるように意思表示するように心がけてくださいね。