今現在、乳幼児~幼児の子育てに奮闘しているママは食物アレルギーについてどのくらい意識しているでしょうか?
近年では子供のアレルギーは急激な増加傾向にあるようです。
離乳食のことを調べてみても食べさせる食材の順序がある程度確立されてきていますね。
1歳半を過ぎたころから離乳食完了に近づき少しずつ大人と同じものが食べられるようになってきます。
とても楽になることと言えますが、新たな疑問を持つママが多いと思います。
それは「生ものやそばはいつから食べさせていいの?」「どうやって試すの?」などなど・・・
あげるタイミングは各家庭や事情で変わってくると思います。
今回は“そばを食べさせるタイミング”について調べてみました。
目次
子供にそばをいつから食べてさせていい?
そばは食べ物を試す中でハチミツと同じくらい慎重になってしまうランキングかなり上位の食材ですね。
大体のお子さんは2歳~3歳、中には4歳、5歳が確実に安心という人もいるようです。
大人と同じような体質になるのは5歳~10歳だそうですよ。
まだ胃腸が不安定な1歳ではあげるのは控えたほうが良さそうです。
因みに私の息子は2歳7ヶ月でそばデビューをしました。
ハチミツについてはなんとなくという理由でまだです。
そばのきっかけは蕎麦煎餅を2分の1枚食べさせて特に異常がなかったのでそれならお蕎麦を食べさせようとなったことと、幸い息子は今のところ他の食べ物アレルギーはありません。それも理由のひとつです。
特に変わった様子はなく、その年は家族みんなで年越しそばを食べることができました。
同じくらいの子供でもそばは怖くてまだあげたことがない!というママがかなりいます。
それくらい慎重になってしまう食材なんですよね。
以下はアンケートの結果です。
蕎麦はいつから?
- ~6ヶ月 1%
- 6ヶ月以上1歳未満 11%
- 1歳 10%
- 1歳以上1歳2ヶ月未満 7%
- 1歳2ヶ月以上1歳4ヶ月未満 7%
- 1歳4ヶ月以上1歳6ヶ月未満 4%
- 1歳6ヶ月以上1歳8ヶ月未満 5%
- 1歳8ヶ月以上2歳未満 1%
- 2歳以上 14%
- まだです! 40%
pigeon: 育児ママアンケートから引用
アンケートでも同じような回答でした!
驚いたのが1歳未満でも食べさせたという方が1割超いたこと!
2歳でもまだというのがほとんどで、3歳を過ぎてからデビューと考えているママがとても多いようです。
アレルギーも怖いですが、そばはもしかしたらラーメンやうどんと違って家庭で食べる機会も少ないのかもしれませんね。
そばアレルギーについて
そばアレルギーの原因は、名前の通り“そばアレルゲン”というものに対するアレルギー反応です。
水溶性のため水に溶けだすため、そばのゆで汁にも注意が必要です。
そばのゆで汁でうどんをゆでるとそば粉がうどんに混じる可能性は大いにあります。
万が一そばアレルギーだった場合、最悪死をもたらすと言われている強烈な食材です。
そんな怖いと恐れられているそばアレルギーにはどんな特徴や症状があるのでしょうか?
食べ物アレルギーとは
- 【即時型】食べ物を摂取してから割とすぐに表れる
- 【遅発型】食べ物を摂取してから数時間後に表れる
- 【遅延型】食べ物を摂取してから数日後に表れる
の3種類に分けられ、そばアレルギーは1.【即時型】の特徴を持つと言われています。
皮膚の症状
かゆみ・蕁麻疹、むくみ、赤み、喉のイガイガetc
粘膜の症状
充血、まぶたの腫れ、くしゃみetc
呼吸器
ゼエゼエ等の喘息のような症状、呼吸困難
消化器
腹痛、下痢、嘔吐
アナフィラキシーショック
そして一番怖いのが全身にこれらの複数の症状が重なって起きるアナフィラキシーショックです。
これにより最悪、命の危険を伴います。
そばアレルギーは子供から大人まで年齢層がとても広いアレルギーです。
その他私が思い出したことを記載します。
そば枕で重篤な症状が現れることや、いつから記載しているのかは把握していませんが、食品を購入する際の注意事項に「この製品は、蕎麦の製造している工場で作られている」という記載があるのをたまに見かけます。注意が必要ですね。
アレルギーの症状が出てしまったら!?
そばアレルギーだということが濃厚な場合、ためらわず救急車を呼びましょう!
おそばを食べたことを必ず伝えてくださいね。
救急車が来るまでにやっておきたい処置
そばを吐かせる
頭を下に向けて喉に指を入れ、出来るだけそばを体内から出す。
たくさん水を飲む
濃度を薄めるという方法で、効果はあるようです。
そばアレルギーということが確定している場合
とにかくそばがあるところには近づかないのがベストです。
もちろん周りの人はわかりません。家族のものが子供に代わってそばアレルギーを持っているということを伝えてわかってもらいましょう。
伝えることで配慮もしてくれるかと思います。
初めて子供にそばを食べさせるときの注意点
少量にする
そばの場合は離乳食を開始したころと同じように慎重に初日はそば1本を細かく切って少量食べさせることが望ましいです。
嫌がるときは無理に食べさせない
中にはそば湯から始めるという声もあります。
病院が空いている平日に食べさせる
もしもの為に、休日や連休中は避けましょう。
行く病院を事前に決めておく
休診日もチェックしましょう。
私、個人的な意見は家族・親族にそばアレルギーの人がいるか?やその他の食べ物のアレルギーがあるか?喘息や花粉症、ハウスダストなどアレルギー体質についても注意しておくといいのかなと思います。
もう一つは、ある程度子供が自分の意見や症状が話せるようになるまで待ってもいいですよね。
それでも心配!という人は病院でそばアレルギー検査も可能なようなので問い合わせをして検査することも検討してください。
まとめ
とても栄養価の高い健康食品と言われているそばですが、その反面そばのアレルギーは時には命を落としかねない食材です。
初めてそばを食べさせるときは、離乳食開始時と同じように初心に返って慎重を心がけましょう。
蕎麦の素材は意外といろいろなところで活躍しています、もしそばアレルギーだった場合にはきちんと周りの人に伝えておくことで危険も回避できますね。
症状が現れても冷静な対処ができるよう普段から対処法を頭に入れておきましょう。