目の病気でわりとメジャーな結膜炎。目が痒くなり、充血や目やにが増えると結膜炎かも!
特にコンタクト装用者は裸眼やメガネの人と比べ結膜炎のリスクが上がるようです。
結膜炎になった場合どれくらいで完治していつからコンタクトの使用を再開したらよいのでしょうか?
結膜炎の詳しい症状と原因・対策を知っておきましょう。
目次
結膜炎になったらコンタクトはいつからしてもいい?
眼に炎症がある場合にはほとんどが“コンタクトの使用を中止してください”という記載や医師の指示があるかと思います。
どうしてもコンタクトじゃないと嫌だ!と言う人、極力使用は短時間にしましょう。
オススメは1日限りの使い捨て!
ただしデメリットしかないことを覚悟して使用してください。
目にできものや炎症があった場合は自然と目を擦ったり触ったりしてしまうものです。
異常があるにもかかわらずコンタクトの使用を続けると目に傷ができてしまったり、視力が今以上に低下し、最悪コンタクトの使用ができなく可能性もあります。
潔くメガネに切り替えて治療に専念しましょう。
コンタクトの使用開始時期についてもきちんと医師に聞いておくのがベストです。
結膜炎の影響?コンタクトがずれることはある?
コンタクトは通販でも気軽に購入できたりしますが(違法ではないようです)、
基本は眼科で処方箋を書いてもらい、お店で自分に合ったコンタクトを受け取るのが一般的ですね。
通常のルートからコンタクトを受け取っていれば頻繁にずれるということは無いと思いますが、目に炎症やぶつぶつがあった場合はまた別の話。
レンズに付着した汚れ、瞳や瞼にできた傷やぶつぶつなどが原因でコンタクトにひっかかりずれやすくなっている可能性も!!
特にアレルギー結膜炎になりやすい人は注意が必要のようなので、以前からよくずれたり、急にコンタクトがずれるようになった場合は一度眼科で診察を受けましょう。
結膜炎のコンタクトによる原因と対策は?
【コンタクト使用者に特に多くみられる結膜炎の種類】
- 乾性角結膜炎(ドライアイ)
なんとドライアイも結膜炎の一種なんですね。勉強不足でした。
【症状】
疲れ目・目がしょぼしょぼする・ゴロゴロすると言った症状の場合は目の乾きが原因なことが多いようです。特にコンタクト装用者はドライアイに悩んでいる人がかなり多い模様。
目の潤いは涙の質や量で上手くコントロールされています。
コンタクトをすることによって、涙の蒸発を増やし、上手く働いていた涙の成分バランスが崩れることで目が乾燥しやすくなるようです。
乾燥すると目に傷がつきやすくなるというデメリットもあります。
<対策と予防>
- 瞬きを意識的にする。
- 人口涙液を使用して潤いを保つ。(人口涙液については医師に相談して症状にあったものを処方してもらった方が良いそうです)
- 室内の乾燥を防ぐ
- コンタクトをしたまま眠らない
- 常にコンタクトは清潔を保つ
角膜に傷がついてしまうとコンタクトの使用ができなくなることもあるので気をつけましょう。
- 巨大乳頭結膜炎
主にコンタクトレンズに着いた汚れが原因で発症するアレルギー性の結膜炎です。
【症状】
目がゴロゴロする・瞼の裏にぶつぶつができる・コンタクトがずれる・目やに・痒み
など
<対策と予防>
- 点眼薬と酷い場合は飲み薬を服用するそうです
- 原因となるコンタクトレンズを中止し外してケアする
コンタクトの使用方法をきちんと守り、洗浄・清潔を常に心がけましょう。
結膜炎の種類とは
結膜炎も種類があるようなので有名なものを挙げてみました。
- ウィルス性結膜炎
- 流行性結膜炎(はやり目)
【症状】瞼のぶつぶつ・起床時には目が開かないほどの多くの目やにが出る。
- 咽頭結膜炎(プール熱)
【症状】はやり目と同じ症状に加え咽頭痛・高熱が特徴。夏をピークに迎え、プールで感染することがありプール熱と呼ばれているとか・・・
- 急性出血性結膜炎
【症状】白目が出血で赤くなることが特徴で感染力が非常に強くすぐに他人に感染するそうです。
<対策と治療>
ウィルス性結膜炎は人から人へ感染するため、学校や仕事を休まなければいけない場合もあるそうです。
☆タオルは共有しない
☆お風呂は最後に入る
など他人に移さない対策を心がけましょう。
ウィルス性結膜炎の完治には1週間~長くて3週間といわれています。
ウィルスによる有効な点眼薬は無いそうで、ウィルスによる他の感染を防ぐための点眼薬と、十分な休養をとることでゆっくり完治を目指すそうです。
「本当に移るの?」と疑っている人の為の体験談
①右目から左目に移ることは私の母が既に実証済です。
片目だけの症状だったのが、結膜炎の診断を受ける前に洗眼液に付いている同じ洗眼キャップで反対の目も洗浄したらすぐに両目がウィルス性結膜炎になりました。
②友人の子供がプール熱からくる結膜炎になり、その数日後、家族全員感染。
と言うことで本当に移るようです。
- 細菌性結膜炎
黄色ブドウ球菌やインフルエンザ菌、肺炎球菌などが挙げられています。
【症状】目の赤身・目やに・目のかすみ など。
<対策と治療>
比較的感染力は弱いようですが、免疫力が弱いお年寄りや子供、抵抗力が落ちている人に良く見られるそうです。
抗菌薬が有効ですが、使わなくても治るようなので自分の判断で抗菌薬を使うことは避け必ず眼科を受診してください。
- アレルギー性結膜炎
花粉やダニ・カビ・ハウスダストなどでも反応します。
【症状】瞼の腫れ、・強い痒み・充血・炎症・目やに など
年々スギやヒノキなどの季節性花粉症を発症する人も増えてきているので特に春は注意が必要ですね!私も季節性花粉症なので毎年春の数週間は憂鬱です。今年もしっかりお薬貰ってきました。
<対策と治療>
アレルギー物質が原因で結膜炎を発症した場合は他人への感染の心配はないようです。
アレルギー物質に触れない対策と、痒みを抑える点眼薬で症状を落ちつかせる治療法になります。
まずは眼科に行ききちんと原因を把握し適切な治療をすることが重要になってきますね。
まとめ
結膜炎は主にウィルス性・細菌性・アレルギー性に分かれるようです。
ウィルス性は感染力が強いことが多いため特に注意が必要となります。
コンタクト装用者で結膜炎になった場合はコンタクトの使用を中止して治療に専念しましょう。
中途半端な治療は視力の低下や、今後コンタクトを使用できないという事態を招きます。
そして、コンタクトはきちんと自分に合ったものを作り、使用方法・使用期間を守って常に清潔な状態の物を使うようにしましょう。
目に異常感じたらすぐにコンタクトを外せるよう、必ずメガネも持ち歩いておくと安心ですね!