洗濯物の干し方について今まで詳しく考えたことってありますか。
特に何も考えずただ何となく干したりしてませんよね。
毎日のルーティンワークですので知っていると知らないのでは効率に差が出てきます。
今回は洗濯物の上手な干し方やコツについて詳しく解説したいと思います。
目次
洗濯物の上手な干し方
洗濯物は干し方によって乾く時間や仕上がりが断然違ってきます。
一番乾きやすい時間帯はお日様が高い10時~14時の間になります。
今まで自己流でやっていた方法を少し工夫してみませんか。
干し方のコツ
1.脱水が終わったらすぐに洗濯物を取り出す
脱水は遠心力によって洗濯物が絡み合いシワが付いてしまいます。
脱水が終わったらすみやかに洗濯物を取り出しましょう。
時間が経つとシワが残ったり、生乾きの匂いも取れにくくなってしまいます。
2.干す前に洗濯物を軽く振って大きなシワを伸ばす
濡れた洗濯物は水分を含んでいるため軽く3~4回振ることでシワが伸びやすくなります。
ただし強く振ったり何度も振り続けると生地そのものが伸びてしまうので注意しましょう。
3.手のひらで洗濯物をたたいて小さなシワを伸ばす
大きなシワは振ることで取れますが小さなシワは無数に残ってしまいます。
両手でパンパンと叩いて細かいシワをあらかじめ伸ばしていきます。
4.端を真っ直ぐにするためにしっかりと引っ張る
ボタンのある衣類は穴が縮みやすいのでまっすぐになるように引っ張ります。
襟や袖はシワが残ると目立つのでシワがなくなる方向へ引っ張ります。
5.重さのあるものは型崩れしやすいので物干し竿にかける
厚みのある衣類は洗濯すると水分を吸ってかなり重くなるのでハンガーにかけると首のあたりが伸びてしまうことがあります。
そのような場合は直接物干し竿に折って掛けて干した方が良いでしょう。
6.洗濯物と洗濯物の間には空気がまんべんなく通るように間隔を開けて干す
風通しが良くなるように洗濯物の間隔は10cm以上広めに取ります。
衣類になるべく広い面積で空気が触れるように空間を作ることで渇きが早くなります。
7.衣類は裏返して干すことで乾く時間が短縮される
衣類は表側で干すよりも裏返して干すほうが乾くのが早いです。
服の縫い目は裏側にあります。
布が重なっている部分が乾きにくい部分になるのでこちら側を空気に触れさせることで早く乾くようになります。
また裏返しで干すことで日焼けによる劣化を防ぐことが出来ます。
アイロンが必要ない干し方
Yシャツやハンカチなどはまっすぐアイロンがかかっていたほうが気持ちいいですよね。
でも毎日アイロンを掛けるとなるとそれはそれでとても面倒です。
そこでアイロンを掛けなくてもいい干し方があります。
Yシャツ
Yシャツは干す前に振ってから叩いて全体のシワを取ります。
襟を立てた状態でボタンをはめてピンチハンガーに逆さに吊るします。
水分の重みでアイロンしたようにきれいに伸びます。
このとき下に引っ張るようにするのがコツです。
ハンカチ
ハンカチは伸ばしてガラス窓にピッタリと貼り付けるのがおすすめです。
乾いた後はパリッとした仕上がりでまるでアイロンをかけたようになります。
その他にもこんなコツがあります
長持ちするTシャツの干し方
全体を軽くたたいてシワを伸ばします。
首周りや袖口をきれいに整えます。
日焼けによる色あせしないようにTシャツを裏返します。
首周りが伸びないためにハンガーは下から通して干します。
ハンガーにかけたらもう一度形を整えるために軽くたたきます。
長袖Tシャツは袖が伸びやすいので肩に掛けて干します。
早く乾く靴下の干し方
靴下を干すときはつま先などの厚い部分を上にして干すことで、余分な水分が早く抜け早く乾かすことができます。
場所を取らないシーツの干し方
せっかくシーツを洗っても干す場所がないなんてことがありますよね。
そんなときはハンガーを使って干します。
シーツを細長く三つ折にします。
ハンガーを2本用意してハンガーの中にシーツを通して干します。
このときシーツがM字になるようにします。
少し距離を離して干したほうがより早く乾きます。
靴の正しい干し方
靴は乾きにくいため洗ったらまずしっかり脱水をかけてあらかじめ水分をとばしておきます。
靴は置かないで風通しの良い場所に干しましょう。
ピンチハンガーに吊るすか、ワイヤーハンガーを曲げて使って干すといいです。
臭いが気になる場合は消臭除菌スプレーをして干すと良いでしょう。
部屋干しで生乾きにならないためには
洗濯物の間は大きく取ろう
とにかく洗濯物が空気に触れる面を多く作るために、隙間を大きくとって干しましょう。
このときに扇風機を当てて意図的に風を送ってあげるとより乾くのが早くなります。
部屋干しで生乾きになると雑菌が繁殖しやすくなるため「あの嫌な臭い」の原因になります。
臭いの対策として重要なことは「とにかく早く乾かす」ことです。
風通しを良くしましょう
部屋干しをするときというのは、雨の日や梅雨の時期がほとんどだと思います。
外が雨だと湿気が入ってくるため、窓を閉めたほうがいいのではと思われるかもしれませんが、締め切った部屋は洗濯物の湿気で湿度が急上昇しています。
そんな締め切った状態が続けばいつまで経っても洗濯物は乾きません。
たとえ雨の日でも雨が吹き込まない程度に窓を開けて部屋の空気が循環するようにしましょう。
エアコン、除湿機を使う
雨の日に部屋を閉め切って洗濯物を干すのであれば、機械的に部屋の湿気を取る必要があります。
エアコンの除湿機能や除湿機を使ってお部屋の湿度を下げながら洗濯物を乾かします。
扇風機を使えばさらに乾くまでの時間が短縮できます。
雨や風が強い日はこの方法がいいでしょう。
まとめ
今回は洗濯物の上手な干し方のポイントについて詳しく見てきました。
洗濯物はただ日に当てて乾かすことも出来ますが、干す前のひと工夫があるだけで乾く時間や仕上がりが全然変わってきます。
基本は洗濯したらすぐに干すこと。干す前にシワを伸ばすこと。たくさん空気に触れるようにして干すこと。衣類は裏返しにして干すこと。
これらを覚えておくだけで毎日の洗濯物が早く乾き、清潔きれいに仕上げることができます。
是非毎日の日課として取り入れてみてください。
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